Windows XP Online Book    
HOME
 
XPへ移行する
このページでは、使用中の Windows パソコンを新パソコンに移行する際のノウハウと考慮点に関する情報を提供します。買い替えを検討中の方は参考にしてください。

  1. パソコンの移行とは?

    Windows Me/98 のサポートが終了し、そろそろ、新型に買い換えようと考えているユーザーも多いはずである。新しいパソコンに買い換える場合は、通常、引き続き使用する周辺機器、これまで作成しHDDに保存してあるデータファイル、それらを作成したアプリケーションソフトの移行作業が発生する。サーバーマシンの場合はさらに、システム全体の設定データやネットワーク定義、共用データなどの搬出入作業も必要になる。ここでは個人用パソコンの移行を完了するまでの作業を順を追って解説する。(旧型のPC-9800シリーズからの移行については対象外とする。)

    ■移行の対象

    1. ハードウェア(周辺機器)とそのドライバ
    2. アプリケーション(プログラムと付属フォントなど)
    3. ネットワーク定義(インターネット接続情報など)
    4. ユーザー作成データ(ユーザーフォント、ユーザー辞書、アプリケーション作成データなど)

    ハードウェアの移行の際は、まず周辺機器がそのまま使用できるかどうかを調査する必要がある。特に、次の点には注意して欲しい。

    -プリンタの互換性と接続方法(パラレル専用のプリンタは、そのままでは、USBに接続できない。)
    -フロッピードライブの有無(ほとんどの最近のモデルには付いていない。)
    -ネットワーク機器の互換性(WP環境でそのまま使えるか。)

    モニターも移行する場合は、モニターのモデル/型番を確認しておく。(Windowsがモデルを自動認識しない場合は手動で設定しなければならない。)

    ■移行手段

    専用のユーティリティを使用することもできるが、工夫すれば次のような方法でも移行(搬入・搬出)できる。とにかく、ドライブ全体のコピー行うのであれば大容量記憶装置(記録メディア)が必要である。

    -フロッピー・CD-R・外付けHDD・メモリキーなどのメディアによる搬入・搬出
    -旧パソコンのHDDを新パソコンのセカンダリHDDとして接続
    -LAN接続またはケーブル接続
    -インターネット経由(FTPによるアップロード・ダウンロード、メールの添付ファイル)
    -再インストールと再入力(時間はかかるがこれが最も確実)

  2. 移行の準備と移行作業I

    ■ハードウェア、ドライバ、アプリケーションの稼働条件確認

    まず、移行しなければならないハードウェア(周辺機器)とドライバソフト、アプリケーションソフトが、新パソコンの環境で問題なく稼働するかどうか、アップグレードが必要かどうかを確認しなければならない。それぞれの製品のサイトのサポート情報、製品情報などから、新環境(パソコン本体、OS)での稼働条件を調査し、必要ならアップデートファイルをダウンロードしておく。

    *Windows XP Upgrade 版は、アナライザーが付いているので、サポート外のデバイスを確認することができる。

    ○OEMライセンスについて

    OEMライセンスとして、旧パソコンにプリインストールされていた Officeシリーズなどは、そのパソコンでしか使用できない。新パソコンにこのOEMライセンスをインストールすることはできない。したがって、新たなOEMライセンスをプリインストールされたパソコンを購入するか、ある方法でアップグレードするしかない。(ここでは記載できない。)

    ■インターネット接続情報の記録とメールファイル/アドレス帳ファイルの搬出

    インターネットブラウザとメーラーの設定情報、ダイヤルアップネットワークの設定情報も詳細に記録しておこう。1、2、3の情報は1つのファイルにまとめて「隠しファイル」にしておくなどして保存しておくと容易に移行できる。また、パスワード類は、念のため履歴も記録しておいた方が無難である。

    1. ダイヤルアップネットワークの情報

      電話番号、ユーザー名、パスワード、TCP/IPのネームサーバー・アドレス(プライマリ、セカンダリ)、詳細オプション。これらは、プロバイダへログインしてWebを利用するために必要である。プロバイダによってユーザー名に特殊な形式を使用する場合もあるので、必ず入力フォーマットも確認しよう。パスワードは「ユーザー名.PWL」に保存されている。

    2. メールアカウントの情報

      SMTP(送信)サーバー名、POP(受信)サーバー名、POP(受信)サーバーへのアカウント名やパスワード、その他のオプション。これらは、メールサーバーへアクセスするために必要である。ログイン・パスワードは記録しているが、受信サーバーへのパスワードについては、その存在さえ気づいていないユーザーも多い。(サインアップ時にログインパスワードと同じパスワードを設定していても、後にログインパスワードを変更したが、メールパスワードの変更を忘れて、結局わからなくなってしまう場合が以外に多い。) Outlook Express なら、このアカウントの情報はファイル(アカウント名.iaf)としてエキスポートし、他のパソコンにインポートできる。

    3. モデム/TAの設定情報

      モデム/TAも移行する場合は、設定情報を忘れずに! 特に、TAの設定ユーティリティで変更した部分は記録しておいた方がよい。古いモデムやTAは、XPではサポートされなかったり、制限がある場合が多いので、あらかじめ確認しておく。

    4. お気に入りとメールのデータ

      その他のインターネット関連のデータ(アドレス帳、お気に入り/ブックマーク、署名など)はアプリケーションの持つエクスポート機能を上手に利用してメモリキーなどに搬出しておく。(詳しい人はシステムフォルダを開いてこれだ!というファイルをコピーすることもできるが、まずソフトメーカーの情報を入手してから実行しないと、搬出漏れする危険性もあるので注意。)

      ○Internet Explorer と Outlook Express のファイルの詳細
      機能
      To フォルダ/ファイル(Me/98)
      From フォルダ(XP)
      お気に入り(IE) C:\Windows\Favorites\ C:\Documents and Settings\ユーザー名\Favorites\
      アドレス帳(OE) C:\Windows\Application Data\Microsoft\Address Book\ユーザー名.wab(フォルダが異なる場合もある。) F:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Microsoft\Address Book\
      メールボックス(OE) C:\Windows\Application Data\Microsoft\Outlook Express\内の拡張子”dbx”、(\Mail\内の拡張子”idx”,”mbx”など、バージョンにより異なる。) F:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Identities\{ここはそれぞれ異なるので自分で探す}\Microsoft\Outlook Express

      ■Outlook Express 5 および 6 の移行


      1. メッセージ

        いくつかやり方があるので分かりやすい方法で移行してください。

        1.旧パソコンの Outlook Express を起動し、メッセージが保存されているフォルダを確認する。(「ツール」>「オプション」をクリックし、「メンテナンス」タブをクリックし、「保存フォルダ」をクリックするとわかる。)
        2.マイコンピュータまたはエクスプローラでメッセージが保存されているフォルダを開き、拡張子が「dbx」のファイルを任意のメディアにコピー(バックアップ)する。
        3.新パソコンの Outlook Express を起動し、「ファイル」>「インポート」>「メッセージ」をクリックし、プログラムの選択で「Outlook Express X] を選択して「次へ」をクリックする。
        4.「Outlook Express のストアディレクトリからメールをインポートする」にチェックして「次へ」をクリックする。
        5.「xxxx.dbx」のあるフォルダを選択して、「次へ」をクリックする。
        6.受信トレイ、送信済みアイテムなどのインポートしたいフォルダを選択して、「次へ」をクリックする。

      2. アドレス帳

        1.旧パソコンの Outlook Express を起動し、メニューバーの「アドレス」をクリックする。(または、「スタート」>「ファイル名を指定して実行」で「wab.exe」を実行する。)
        2.「ヘルプ」の「バージョン情報」をクリックし、「ファイル」欄に表示されているアドレス帳ファイルを保存する。(Windows\Application Data\Microsoft\Address Book\xxxxx.wab)
        3.新パソコンの Outlook Express を起動し、「ファイル」>「インポート」>「アドレス帳」をクリックする。
        4.「xxxxx.wab」ファイルを選択して、「開く」をクリックする。(インポート完了。)

      3. メールアカウント

        1.旧パソコンの Outlook Express を起動し、「ツール」>「アカウント」 をクリックする。
        2.「メール」タブをクリックし、バックアップしたいアカウントをクリックする。
        3.「エクスポート」ボタンをクリックし、インターネットアカウントファイル「*.iaf」に設定を保存する。(エキスポート完了。)
        4.新パソコンの Outlook Express を起動する。
        5.「ツール」>「アカウント」>「メール」タブ>「インポート」ボタンをクリックする。
        6.「x.iaf」を指定して、「開く」をクリックする。 (インポート完了。)

        他に、メッセージルールを移行する場合は、レジストリエディタを実行する必要がある。


    ■その他のアプリケーション設定情報

    最も忘れがちなのが、アプリケーションのシリアル番号などの設定情報である。Windowsのアプリケーションは、コピーしてもアプリケーションがうまく稼働せず、再インストールを強いられる場合が多い。通常のアプリケーションが使用するファイルは、インストールフォルダとシステムフォルダに、実行時に必要な情報はレジストリに保存されており、これらがすべて合致しないと動かない。結局、再インストールすることになるのである。これを忘れたためにインストール画面とにらめっこしないように、インストール時に必要になるシリアル番号などは、あらかじめCD-ROMに書き込んでおくなどの配慮をしておこう。(これはメンテナンスやトラブルシューティングの観点からも必要である。)

    ラベル印刷、はがき印刷等のアプリケーション・データも、プログラムフォルダに保存されている場合、忘れてしまうことが多い。

    ■レジストリのアプリケーションデータのバックアップ

    アプリケーションを新規にインストールし直す場合は必要ない。アプリケーションのパスワードやシリアルなど忘れた際の応急処置である。(レジストリが破損しても責任は負いかねます。)

    1.レジストリエディタ(Regedit)を起動する。
    2.HKEY_USERS\.DEFAULT\Softwareキーを開く。
    3.「レジストリ」の「レジストリの書き出し」をクリックし、「選択された部分」を確認する。
    4.保存するファイル名を入力して「保存」する。(「xxx.reg」が保存される。)
    5.「xxx.reg」をメモ帳で開く。
    6.「切り貼り」で、アプリケーションごとにREGファイルを作成する。
    7.新パソコンのWindowsをセットアップ後、レジストリエディタで「レジストリの取り込み」を行なう。
    (Windowsのバージョンにより取り込み方法と互換性が異なるのでそれぞれのヘルプで確認してください。)

    ■ユーザー・データファイルの搬出

    次に、移行するユーザー・データ・ファイルを整理し、各々の容量を考慮して移行手順を決める。つまり、フロッピー(1.44MB)、CD−R(650MB)などの使用できるメディアに応じて、圧縮・分割ユーテリティを利用したりバックアップ機能を利用するなど、工夫してより確実で安全な手順を決める。「マイドキュメント」を保存フォルダにしている場合、さまざまな拡張子の(ファイルタイプの)相当量のファイルが蓄積されているかもしれない。ケーブル接続が利用できる場合は(LAN接続、パラレル接続またはシリアル接続のクロスケーブルによる通信が可能であれば)容量を気にすることなくフォルダごとそっくりコピーすることができる。容量が数MB程度のファイルなら、旧パソコンからFTPでWEB用のディスクにアップし、新パソコンにダウンロードする方がフロッピーに分割するより手間が省ける。

    ■辞書ファイル

    忘れがちな、C:\Windows\IME\IMEJP98\UserDicts\の中にあるユーザー辞書ファイルなども日付を確認して搬出する。(登録していればタイムスタンプが更新されているはず。)カスタマイズしたデータは、レジストリの次のキーに保存されている。(これは最新のIMEの例であるが、IMEのバージョンにより異なるし、ATOKの場合も異なる。)

    HKEY_USERS\.DEFAULT\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Ime\Japan\
    IMEJP\StyleList\ユーザー定義

    その他、解凍圧縮のためのDLLファイルなど、システムフォルダにコピーしたファイルもエキスポート(搬出)する。

  3. 移行作業II

    ■ハードウェア、ドライバ、アプリケーションのセットアップ

    プリンターやUSB機器などのオプションをまず接続する。
    特に、SCSIカードはデリケートなので差し込みはしっかりと行い、SCSI機器のIDやターミネータの設定は慎重に行う。全ての周辺機器を接続したら電源をオンにして起動する。この際、 VGAアダプタ、IDE、SCSIなどのデバイスの接続状況が表示されるので正しいかどうか確認する。接続するカード類が多く不安な場合は、まず、SCSIカードなのどオプションは装着せずに基本機能だけで稼働確認を行なう方が無難である。
    問題なければ、Windows XP が起動する。

    ■デバイスドライバのインストレーション

    Plug&Play対応デバイスの場合は、Windows の起動中に、接続した機器に必要なドライバを勝手にインストールする。Windows が自動インストールする際、HDD内にドライバが見つからない場合には、次のような処理が要求される。

    1. Windows のCD-ROMを挿入する
    2.ドライバの含まれるフロッピーまたはCD-ROMを挿入する

    各々表示されるメッセージに応じて対処する。対処できなければ、一旦キャンセルし、Windows が起動後、導入ガイドに基づいてインストールする。ここでも、次のような異なるパターンが存在するが、どちらも、”xxxx.inf”ファイルに基づいて、”xxx.vxd”、”xxx.sys”などのドライバファイルをインストールしているのである。

    1.「システム」デバイスマネージャ・タブの「ドライバの更新」から指定する
    2.通常のアプリケーションのように「Setup.exe」を起動する

    これで、ドライバのインストールは完了し、「デバイスマネージャ」の一覧に表示されているはずである。表示されていなければ、そもそもインストールされていないということで、根本的に何か問題がある。(カードがしっかり差し込まれていない、壊れている、電源が供給されていない、接続エラーなど) また、”!”、”x”など付いていればその機器は正常に稼働していないので原因を調査する必要がある。ほとんどの場合、ドライバのアップグレードで正常に戻る。また、まれに「デバイスマネージャ」タブから該当するデバイスを一旦削除し、再起動させてインストールし直すと正常になる場合もある。(Windows XP への移行には、WDMドライバが必要である。OSをアップグレードすると、必ずいくつかのドライバのアップグレードも発生する。)

    最近は少なくなったが、Plug&Play に対応していない機器を接続した場合は、Windows が正しく認識しない場合があるので、コントロールパネルの「ハードウェアの追加」ウイザードから手動でインストールしてやる必要がある。

    ■アプリケーションのインストレーション

    上述のハードウェア用ドライバに加えて、旧パソコンのアプリケーションソフトを使用するのであれば、それらもインストールし直す必要がある。この際、新パソコンの環境では稼働しないバージョンやアップデータを追加しないと正常に稼働しないバージョンがあるかもしれない。移行の準備で作成した手順に従って、インストールとアップデート(アップグレード)を行う。古いアプリケーションだと、インストーラーのレベルが異なるなどの理由で正常にインストールできない場合がある。古いWindowsのゲームソフトなどの16ビット・アプリケーションは極力移行しないように心がけよう。(フリーズやクラッシュの原因になる場合が多い。)
    インターネットの設定も「ウイザード」とブラウザおよびメーラーの「オプション」、「設定」等で確実に行う。

    ■ユーザーデータの移行

    旧パソコンからエクスポートした定義情報のファイルを、各々のアプリケーションでインポートする。データファイルは”My Documents”などのフォルダにコピーする。

    これで、移行が完了したことになるが、移行に伴う書き込み処理のために、HDDの断片化が進行しているはずである。「スキャンディスク」と「デフラグ」を実行しておこう。また、この時点でHDDのベンチマーク・プログラムを実行し、数値を記録しておくと、後々HDDアクセスのパフォーマンスの低下が正しく認識できる。

  4. HDDの交換

    残容量の少なくなったHDDを大容量のHDDに交換する場合もあるだろう。このような場合は、まず、コマンドプロンプトでパーティションの設定やフォーマットを行う必要がある。本来は、その後に、OS、ドライバ、アプリケーションを新規にインストールするのが望ましい。しかし、DOSコマンドやユーティリティを使って、ユーザファイルやアップデータも含め、既存のHDDの内容を一括してコピーすることも可能である。
    システムフォルダを含むマスター・ドライブ(通常C:)のフォルダとファイルを別のドライブ(HDD)にコピーする場合は、次のように行う。(この方法は、ノートタイプのようなHDDを1台しか接続できないモデルには適用できない。また、512MB、2GB、8GB以上のディスクをサポートするパソコンかどうか事前に確認し、必要に応じてBIOSなどのアップデートを完了しておく必要がある。)

    1.電源オフの状態で、新HDDの設定をスレーブにし、IDEケーブルのスレーブにつなぐ。
       これでシステムにIDEデバイス(D:とする)として認識される。(電源ケーブルもつなぐ。)
    2.起動ディスクで起動し、新HDD(D:)のパーテション設定をおこなう。(C:は絶対に変えない。)
       A:\>fdisk +Enter (「D:」に変更。区画設定の容量は必ず、大容量ディスク=”Y”、を指定。)   
    3.起動ディスクで再起動し、新HDDのフォーマットを行う。(「CD-ROMサポートなし」で起動。)
       A:\>format d: /s +Enter (起動用システムファイルをコピーしてフォーマットする。)
       起動ディスクを抜いて再起動する。
    4.C:ドライブのフォルダとファイルを D: にコピーする。
       「マイコンピュータ」の 「C:」 を開いて全選択し、「D:」 にドラッグする。
       「Win386.swp」(仮想メモリ)のエラーは無視する。(このファイルはコピーしてはならない。)
    5.Windowsを終了し電源をオフにする。
    6.新HDDの設定をマスターに変更しHDDの仕様に合ったIDEケーブルのマスターにつなぎ代える。
    7.電源をオンにし起動する。

    上記の処理は必ずしも成功するとは限らない。HDDに付属するドライブコピーのユーティリティがあれば、制限事項を確認の上利用してください。

  5. Windows XP へのアップグレードを伴う場合

    OSのアップグレードを伴う移行の場合は、まず次の点に注意し、事前にインターネットなどで稼働確認と不具合に関する情報を収集してください。

    ■対応ドライバのダウンロード

    接続する機器のドライバが存在するかどうか、特にイメージデバイスや特殊なデバイスなどはベンダの対応が遅れ、なかなか提供されない場合がある。

    ■メーカー固有の機能の対応

    省電力機能、赤外線通信機能など、そのメーカー固有のツールやユーティリティに関しては、OSを変えると、使えなくなったり不具合が発生する場合がある。(例えば、スタンバイ機能が無効になる、電話がかかってくるとパソコンが起動してしまう、など。)

    ■周辺機器と汎用ソフトの対応

    周辺機器や汎用ソフトの中にも、そのOSに対応していないものがある。また、使用しているうちに異常が起こる場合もある。USB接続機器、ノートパソコンのPCカードなど、意外に多い。(たとえば、起動してからPCカードを差し込まないと認識されない、など。)

  6. 古いパソコンの処置

    旧パソコンは、下取りに出すなり、人に売るなり、無償提供するなり、使える部品を外して廃棄するなり、さまざまな処置が考えられる。「PCリサイクルマーク」が貼ってある製品は、メーカーの無料回収が可能であるが、紛失した場合や、使用中に「PCリサイクルマーク」が剥がれて認識できない場合には、有料の回収となる。製造から5年以上経過したものは、ほとんどユーザーの責任において処分するしかない。(メーカーに依頼すると有料となる。)

    DOS/V仕様のパソコンの部品は、古くなっても再利用は可能である。HDD、FDD、CD-ROM、メモリ、CPU、FAN、ケーブル類などジャンクショップに持ち込むかインターネットで販売してみるのも一考である。(筆者はバックアップ・マシンの部品として利用している。)いずれにしても、「資源有効利用促進法」や「使用許諾契約書」の条項は遵守していただきたい。また、手放す前にHDDに保存されている顧客情報や会社・個人情報などの機密情報は全て消去しておこう。

    ■廃棄する場合の注意

    1.産業廃棄物やリサイクルに関する法律を遵守

    廃棄する場合は、産業廃棄物やリサイクルに関する法律を守らなければならない。認可された専門の業者に有料で依頼しなければならない。「無料で引き取ります」という業者には、あらかじめほんとに無料かどうか確認しておいた方がよいだろう。

    2.機密情報の消去

    報機密情報・個人情報の漏洩を防ぐため、それらの情報が保存されているHDDなどの記録装置は、取り外してクラッシュするか、データ消去ユーティリティを複数回実行して完全に読めない状態にする。フォーマットしただけでは、消去したことにはならない。というのは、読めなくなったHDDのデータ復元ユーティリティが市販されており、これらを使用すれば完全ではないにしろデータの部分的な復元が可能である。組み合わせると元のファイルが復活してしまう。データ消去ユーティリティは、消去するのではなく無意味なコードを書き込むことによりファイルを虫食い状態にし、再現できないようにする。最低限、オンライン・ソフトによりデータを完全に削除したほうがよい。

    参照: 「Active@KillDisk」、「Stellar Wipe Safe Data Eraser」、「Eraser


Windows XP Online Book    
HOME