パソコン製作

DOS/Vパソコンの仕様に関する個人的なガイダンスです。自作したり購入する際のめやすにしてください。 部品を通販等で上手に購入すれば、メーカー製パソコンより安価で同等の性能のパソコンが製作できます。 ワープロ、表計算、データベースなどのアプリケーション・ソフトウェアは別途購入する必要があります。 (この内容は予告なく変更されます。) 問い合わせはこちらまで

自作派への注意

この近年、パソコンの部品の価格は下降する傾向にあるが、不良品率はそうではない。有名なショップだからといって、購入するバルク品が不良品でないという保証はない。初期不良またはそれ以降に発覚した不良品に関して、お店の対応は様々である。多くのお店は、不良品をいったんメーカーに戻し、点検・修理を依頼するが、バックログの管理はずさんである。いくら待っても結果の連絡が来ず、問い合わせてやっと状況を確認する、というパターンが多い。(特にHDD。) バルク品のアフターケアについては、製造メーカーも明らかに手を抜いている(としか思えない)。部品が不良だと感じたら、即、販売店にクレームし、まず交換を要求すべきである。それほど、近年のパソコン部品の品質は低下している。


★自作PCのメリット

最近は、メーカー製のPCでも10万円を切るものが販売されるようになってきました。バンドルされているソフトの豊富さを考慮すると、自作する方が安い、とは必ずしも言えない時代になりました。(それだけ出荷台数も増加しコストを下げることが可能になったと言えるのかもしれません。) それでも、部品を上手に選べば、さらにコストパフォーマンスの高いPCを自作することができることも事実です。自らPCを製作するメリットは、次のとおりです。

1.省コスト;製造コスト、販売コストが削減でき、その分安くなる。
2.求める仕様の実現;自由に部品が選べ、希望する仕様にすることができる。
3.アップグレードの容易性;標準部品の組み合わせであるため、交換・追加など拡張が容易である。
4.技術の習得;製作の過程でPCの仕組みやWindowsに関する技術的知識、問題判別のノウハウが習得できる。
また、デメリットも上げておきます。
1.必要な全てのソフトウェアも入手し、インストールしなければならない。
2.動かなかった時、ソフトや部品の相性等についての相談窓口が限定される。(基本的に自己責任。)
3.保証期間や不良品交換の処理は部品ごと(お店ごと)に異なる。
したがって、自作する場合には、相談窓口のある(Q&A、テスト、チューニングなどのサービスを実施している)お店で、部品をまとめて購入することをおすすめします。(パソコン誌の広告など参考にしてください。) 組み立て方(概論)については、インターネットでも調査できます。(例えば、こちら。)
 
 
★部品の選び方

まず、全ての部品に共通な購入時の注意事項をご覧ください。

○バルク品とリテール品

リテール品は、工場で製造され定められた検査を通過しメーカーの保証書が添付されて出荷される正規の製品です。バルク品は、製造過程は同じですがメーカーの保証書は添付されません。つまり、バルク品の保証は販売店が添付する保証規定が適用されます。「初期不良1週間...」というように、保証についてはリテール品の方が優れています。不良品率についてはバルク品の方が高いだろうと予想されますが実態は不明です。価格は、バルク品が安価です。(付属品は、通常パッケージから省かれる。)基本性能は同じです。
したがって、バルク品を購入したら、初期不良認定期間内にテストを行い稼働確認すること、添付品(ケーブル、ドライバーなど)を確認し、不足なものは別途入手すること、が重要です。

○OEM製品

例えば、HDDの製造メーカーは数社しかありません。他の部品製造ベンダーは、自社でHDDを販売したければ、これらのHDD製造メーカーと契約し製品の供給を受けます。大量に仕入れるため仕入れ価格は安くなります。これを自社製品として、ベンダーの保証書を付けて、パッケージし安価に販売します。これが、OEM製品で、HDDメーカーの製品と全く同じものです。通常、パッケージを見ると「xxx社製xxxxxx」というように、本来の製品名が記載されているはずです。(メーカー製品により安く、保証期間も長い場合があります。)
つまり、同じ製品でも、メーカー純正として販売されるリテール品、OEM製品、バルク品という3種類が市場に混在しています。保証規定も価格も異なりますので、わからない場合は店員に訊ねるなどしてお得なものを購入しましょう。

●CPU

パソコンを製作するならまずCPU選びから始めるのが妥当でしょう。
CPUは、まず、3Dなどの高度なグラフィック処理や高速演算の必要性(マルチメディアの対応能力)、一時点で要求される処理能力や予算によって決まってくると思います。CPUのタイプはさほど多くないので、あまり悩むことはないと思います。むしろ、何MHZにするか、価格差を考えた時点で悩んでしまうのではないでしょうか。(2002年には、最速2GHZに達する。)

CPUは、バルク品かリテール品かにもよりますが、実売価格が激動します。特に350MHZ以下の製品は現在激安です。300MHZ程度の製品でも、ビジネス・アプリケーションであれば、十分なパフォーマンスをもたらしてくれます。マルチメディア中心の最新最速マシンをねらうのであれば、I社のPXX やA社のAXXXの1GHZ以上を購入すれば良いのですが、コストパフォーマンスを狙うのであれば、例えば、CXXX 500MHZを使用すれば、最新最速CPUの価格でシステムユニットを構成するパーツがそろってしまうのです。
どちらかに狙いを決めて、拡張性のあるメインボードと共に購入するというのがポイントのように思います。CPU選びは重要ですが、CPUだけハイレベルかつ最新の製品を購入しても、トータルパフォーマンスが向上するかどうかは、その他の部品(特にHDDなどの周辺機器)の性能に依存するところも大きいということを理解してください。

さらに、CPUはパソコンの構成部品の中で最も技術革新が激しくメーカー間の競争も熾烈です。主にI社とA社のスピードレースを中心に開発が行われます。今購入できる最速CPUは、1年後には半値になり、普及モデルに搭載されることになる可能性が高い。CPU志向に走りすぎて、他の部品とのアンバランスが生じないよう注意しましょう。

○性能重視なら PXX、AXXX
○廉価版なら Cel○ron、Du○on、K-6シリーズ、その他のメーカーの製品

●マザーボード

マザーボード(システムボード、メインボード)は、CPUと共にパソコンを構成する最も重要な部品です。あらかじめ、仕様や評判(雑誌の特集記事、店員のコメントなど)を調査した上で決定してください。できれば、添付されている仕様書を公開している店に行き、時間をかけて読むぐらい慎重に検討してください。(マニュアルはHPでも入手できる場合が多い。)

マザーボードを選ぶポイントは、現在の接続する機器の能力を最大に発揮すること、および将来接続する機器の仕様に対応できること、だと思います。その観点から、現品特価品や売れ残り品は避けるべきです。(後者の要件を満たさない場合が多い。)

筆者は、ユーザーの基本的な使用方法と使用するアプリケーションを検討し、次の要件を決定し、それに見合うマザーボードを選択することにしています。最近は、高性能CPUの出現に応じてチップセットも変わりつつありますが、440BXのような実績のあるチップを登載したボードも依然として売れています。初級ユーザーには、サウンドとVGAを搭載していて10000円前後で購入できる廉価版もあります。マルチメディアの処理を重視するならサウンドとVGAを別カードにする方が良いでしょう。

○CPUのソケット/スロット:Slot1、Slot2、SlotA、Socket478、Socket370、Super7...
Slot1にSocket370への変換ボードを装着してSocket370タイプのCPUが使用できます。技術革新が最も激しい部品なので形状が同じでも稼働するとは限りませんん。最新の対応表で確認してください。

○フォームファクタ     :ATX、Micro ATX、Baby AT、NLX...
拡張性ならATX、Micro ATXのボードはATXのケースでも使用可。

○チップセット:440BX/ZX/LX、I810・810E・820・I845..、Apollo xxx、MVP3/4、Aladdin5...
周辺技術の動向をスタディしてから検討する必要あり。実績と安定性の440BX、先進技術のApollo xxx、鳴り物入りのI82X など。

○SOUND、VIDEOの搭載の有無:”無”であればPCIスロットは4個以上欲しい
拡張性重視なら一体型でもAGPスロットが搭載されているものを選ぶ。

○カードスロット       :AGP/PCI
AGP 4x/2x 対応(4x 対応はチップセットに依存。対応していて速さには疑問のある製品も多い。) 
既存のカードを使用しないのであればISAスロットはもう必要ないでしょう。

○搭載可能メモリー容量、キャッシュ容量:
メモリースロットは2本以上。搭載可能なメモリータイプを確認する。
オンボード・キャッシュの必要性はCPUのタイプにより決まる。

○FSB            :66/100/133MHZ..
クロックアップするならより詳細な設定も可能な製品が望ましい。
FSBの変更が可能でもCPUが稼動するとは限りません。(HPの対応リストを確認すること。)

○電圧            :
クロックアップするならより詳細な設定も可能な製品が望ましい。(故障の原因になる可能性あり。)

○Ultra/DMA の対応   :33/66/100
現在は「100」が主流。440xxタイプは「33」まで。対応していてもさほど速くない製品もある。

○BIOSで設定できる項目
電圧、クロック倍率など、ジャンパー設定より正確で変更が容易。

○マニュアルの充実度
判り難い日本語訳も多く、原文の英語マニュアルも添付されているか、容易に入手できるのが望ましい。

○モニターツールの能力
CPU温度などのオーバーヒート警告機能のあるツールが望ましい。

なお、Windows OEM版 もいっしょに購入しておくことをおすすめします。(CD-ROMからのセットアップが容易です。)

●ケース

自作派の間では、タワー型(ATX、MicroATX)が主流です。デスクトップ型のケースも販売されていますが、設置面積で比較すると決して小さいとはいえません。徹底して省スペースを狙うなら縦型NLXモデル、メンテナンスの容易さや拡張性の観点からはタワー型が有利です。ATXタワー型でもMicroATXと変わらない大きさのケースもあります。自作派は拡張性を重視して余裕のある大きさのものを購入したほうが良いでしょう。さらに、ケースのタイプによって使えるマザーボードが決まってきます。タワー型でも小さめのケース(ミニタワーなど)の場合、使えないボードやCPUがある場合もあります。(ソケットの仕様を変換するドーターボードや大きなファンを装着する場合など) ケースによって冷却用ケース・ファンまで付属していたり、とめ具類が不足していたりする場合がありますので、お店でパッキングする前に確認し不足部品も同時に購入することをおすすめします。

ケースは、まめに探すと5000円以下のものもありますが、10000円前後で、内蔵ベイに、HDDx2台、FDD、CD-ROMx2がネジだけで取付けられる拡張ベイが付いているものがお奨めのように思います。また、後のメンテナンスを考慮すると、圧倒的にサイドパネルが簡単に外れるタイプがおすすめです。上面が平ら、マザーボード設置盤が簡単に取り外せる、バックパネルが取り外せる、手回しネジが付いている、なども考慮しましょう。

電源ユニット

電源は、ケースに付属している場合がほとんどです。
DOS/Vパソコンには、ATX規格の電源を使用します。(AT規格は市場からほとんど消滅している。)通常は、ケースに取付けられて販売されていますが、電源にもバージョンがあり、最近のCPU(「P4」、「K7」など)は、それぞれ推奨する電源が異なります。そのようなCPUを使用する場合は、「XX推奨」というお墨付きが付いている製品を購入してください。

フルタワー型、ミドルタワー型で250W、マイクロタワー型で150W程度が標準でしょうか。電源は、監視ソフトを使うと判るのですが、筆者の経験では微妙に少ない場合が多いようです。たとえば、12Vのはずが11.5Vを切っていたり..。ワット数が多いから安全とは言えないのですが、極端な容量(88Wとか)のものは安くても購入しない方が無難でしょう。ケースの大小より実際に接続する機器に必要な容量が供給できるものを購入しましょう。(評価の高いメーカーのものが安全です。)

●RAM(ランダムアクセス・メモリー)

現在ユーザーが使用しているパソコンに最も多く使われているタイプは PC100 と PC133 の SDRAMやDDR SDRAM です。CPUをサポートするボードには、さらに新しい規格のメモリーが必須の場合があります。売れ筋のマザーボードは、2〜3本のSDRAMスロットを持つものが多いので、とりあえず128MBまたは256MB仕様のものを1個購入するというのが無難です。128MBあればマルチメディアの処理も可能ですし、残りのスロットで拡張することも容易です。メモリーは、バルク品で十分だが、最も価格変動の激しい部品です。(買い時の見極めが大切。)

キャッシュ

キャッシュメモリーはRAMと同様、実は処理速度に大きな影響を与える要因です。最近は少ないが、K-○シリーズなどの2次キャッシュを内蔵しないタイプのCPUを使う場合、必ず外部キャッシュを持つボードを使用することをおすすめします。現在ではキャッシュを標準で搭載しているCPUやマザーボードが多いのですが、別途追加しなければならないボードもあるようです。(最低512KBは搭載したいところです。)

●FDD(フロッピーディスク・ドライブ)

N社が販売戦略をNXシリーズ中心に切り替えてから、1.44MB、720KBの2モード対応のFDDが主流となりました。2000円台で購入できるもので十分使用できます。また、古いPCのものを付け替えても使えます。大容量規格のフロッピーも一時出回りましたがまだまだ普及するには時間がかかるようです。

CD-ROM(CD-ROMドライブ)

2、3ヶ月経過すると速度(一般に”○○倍速”、”○○x”と表示される)が向上した製品が出回ります。(音楽CDの読み込み速度を基準にした読み込み速度の倍率を示します。現時点ではもう50倍程度が標準のようです。) トレー型だと3000円台からあるようですが、これから購入するのであれば、速さだけではなく、デジタルCD出力があるか、Ultra-DMAに対応してるかも確認してください。(当然受側のマザーボードとサウンド機能も対応している必要があります。)デジタル出力用ケーブルは別途購入するのが普通です。
CD-R(W)、DVDなどはCD-ROMドライブとしての読み込み速度は遅めのものが多いので、使い方に応じて最初から購入するかどうか決めてください。DVD付きのパソコンも増えているのですがソフトの普及が前提です。(メーカーのパソコンでは、DVD6倍=CDROM30倍相当と考えるのが一般的のようです。) 
内蔵型のDVDを後で追加するのであれば空きベイが必要です。(ケースによっては不足する場合があるので要注意。) デジタル出力用のケーブルも忘れずに購入しましょう。

●HDD(ハードディスク・ドライブ)

IDEタイプでは、Ultra-ATA 100 と大容量(10GB以上)のHDDが主流になりました。Ultra-ATA 100 のPCIカードも販売されています。ただ、ATA 100 でも、7200rpm、5400rpm の製品があり、価格はそれなりに異なります。音楽やビデオの編集をする際に高いパフォーマンスを要求しなければ、ATA 66 の売れ残り品がお買い得かもしれません。ATA 66 の製品は市場から消えつつありますが、ATA 100 をサポートしないマザーボードはいまだ販売されています。この種のボードに ATA 100 のHDDをつなぐ場合には、技術情報を確認したほうがよい。

保管用のHDDは古いPCのものを付け替えても使えます。ベンチマーク・ソフト(HDBENCHなど)で比較してみると違いがよくわかります。(必ずしもRPMの数字どおりにはなりません。) また、キャッシュの大きさも製品ごとにかなり異なりますが大きいほど速いとは言えません。Ultra-ATA 66、100 のタイプには専用の接続ケーブルを使用しないと 大変遅くなります。

SCSIタイプは、IDEタイプよりやや高価ですが(SCSIカードも必要)高速処理には定評があります。ATA 100 と同等またはそれ以上の性能と考えてよい。最速の SCSI 160 タイプも販売されている。ボードによってはBIOSの設定が必要です。(SCSI起動のできないボードもあります。)

iEEE1394タイプも種類は少ないが普及し始めています。マルチメディア用に追加するのもよいでしょう。(Windows SE から標準のドライバーが付いていますが、不具合があり、アップデータをインストールしないと大変遅くなるので注意。Win Me では、改善されているようです。)

*現在のHDDは衝撃に弱いため、故障が多い部品です。製品によって差があるので、お店での評判や裏情報など調べてみてください。

●VGA(ビデオ・グラフィック・アクセラレータ)

マザーボードにビデオ機能が搭載されている場合、その機能を使用しても、3Dグラフィクスを使う処理以外は十分だと思います。ただ、VGA専用のメモリーとして8MBは確保できる仕様が望ましい。3Dのゲームやアプリケーションを中心に使用するのであればAGP接続の16MB以上のメモリを搭載するビデオカードに15000円以上は費やしたいところです。(3000円程度の廉価品・バルク品もありますが、ボードとの相性とか、一部の機能を殺しているとか、技術情報が入手できないとか、何か制限があると考えた方が良いでしょう。)当然AGPスロット(2x/4x対応)のあるマザーボードが必要です。最近は、AGP Pro スロットを持つマザーボードもあるので、機能を生かすならそれに対応したVGAボードが必要です。

また、ビデオカードには、ビデオキャプチャー機能、TVチューナー、TV出力機能などのオプションが付いているものもあります。高価な割にはオプション機能がいまいち、という印象のものもありますので、衝動買いせずによく仕様を調べて判断してください。(廉価版Socket7のマザーボードにはAGPのサポートを保証していないものが多く、ビデオカードとの相性が良くない場合があるので注意してください。)

●SOUND

サウンドの品質はマルチメディアを扱うユーザーにとってはとても重要です。マザーボードに搭載された音源を使っても思い通りの音が録音できる幸運な場合もあります。逆に、高価なサウンド・カードを取り付けても常駐ソフト(含ウイルスソフトやスクリーンセーバー)に邪魔されてノイズがはいってしまうといったトラブルも起こり易いのです。そのくらい微妙な部品であることを認識しておいてください。高度な編集や録音処理を行うのであればデジタルIN/OUT端子、MIDI端子を持つリテール版のサウンドカード(2万円前後から)を使用してください。(サウンドカードに関してはバルク品はおすすめしません。)ボードによっては搭載の音源を停止させるためにジャンパーの設定変更が必要な場合があります。カード上の内部接続コネクターが特殊な形状をしているものもありますので、接続ケーブルにも注意してください。

●スピーカ

1000円前後から販売されているようです。3Dの効果を音で確認したいならウーハ付4スピーカ(5.1ch)がベストでしょう。使い方を考慮して、サウンド機能とのバランスで決まると思います。外部のオーディオ装置を使うということもケーブルがあれば当然できます。(これが最もおすすめです。) 別途、DTMやMIDI音源を接続した音響処理を行う場合は、通常、パワーのある別のスピーカを接続しますので、投資が無駄にならぬよう慎重に検討してください。

●ポインティングデバイス

マウスだけでなくトラックボール、トラックポイントなどがあります。
マイクロソフト社のインテリ・マウスが出てきてからはこの種の2ボタン+ホイール型が標準になりつつあります。(ホイールに対応しているアプリケーションはまだ少ないですが) マイクロソフト社のアプリケーションを中心に使うのであればインテリ・マウスまたはその互換マウスをおすすめします。マウスは好みにより選ぶしかないのですが、ルックスだけでなく大きさ、転がり具合、スイッチングの感触もチェックしてください。
価格はやや高めですが、ボールを使わない光学マウスが人気を呼んでいます。(内部のクリーニングを行なう必要がない。)
USB対応マウスを接続する場合はBIOSの設定が必要な場合があります。

●キーボード

104、109、112型の日本語キーボードが現在の標準です。型式よりも操作した際の人間工学的な部分(傾斜とか、変換のし易さとか、なじみ具合とか)を重視して選択すべきでしょう。テンキーは付いていたほうが圧倒的に使いやすいと思います。変則配列のキーボードは極力避けましょう。買い替えた場合や他のパソコンを使用する場合に効率低下と精神的負担をもたらしかねません。USB対応キーボードを接続する場合はBIOSの設定が必要です。

なお、マザーボードのBIOSアップデートを行う際、USBキーボードの設定をオンにしているとエラーになるケースを筆者は経験しています。USB機器の購入の際には、USB関連の設定とトラブル情報には十分注意してください。

●マイク

卓上スタンド付きの製品が500円程度で購入できますが、このタイプはボイス・モデムや音声メールへの入力程度の使い方に限定されます。カラオケには向きません。また、I社のVIA○○等の音声入力機能を使用する場合は専用のマイクまたは機種限定となります。パソコン用のマイク以外でも使える場合が多いが入力端子の形状に注意してください。

●モニター

大は小を兼ねるが場所をとるのがモニター・ディスプレィです。液晶薄型はまだまだ高価ですし、コストパフォーマンスを狙うなら17インチのフラットスクエアCRTなどいかがでしょうか。合わないメガネとモニターは疲れます。使用するアプリケーションと解像度を考慮して大きめのサイズを購入することをおすすめします。(液晶タイプは15インチでも1段階上の大きさに匹敵する能力を持っています。お店で確認してから決めてください。)なお、使用する解像度でのリフレッシュレートについて、ビデオカードとモニターの仕様を確認してください。(まれに対応しない組み合わせがあります。)

●SCSIカード

CPUやメモリーがいくら高速になっても、遅い周辺機器のために全体のパフォーマンスがなかなか向上しないのが現在のパソコンの現状です。周辺機器とマザーボードを結ぶバスの中で現在最も速い転送速度を実現しているのがSCSIです。USBも高速のV2仕様の製品も今後増えるでしょうが、まだ追いつけないと思います。SCSIモデルはメジャーなメーカーではほとんど製造していませんので、処理速度を重視するユーザー、ビデオ編集などのマルチメディアの処理を重視するユーザーは是非製作し使用してみてください。(最速SCSIタイプを推奨。)
SCSIについては昔から、”相性によって...”、といったことがよく言われます。SCSI起動のシステムを製作するのであれば、SCSIカードは、BIOS付きの信頼性の高いメーカー(さまざまな接続テストを行い、そのテスト結果を提供してくれるメーカー)のものを使用しましょう。

●iEEE1394カード

これは、iLINK や FireWire と呼ばれるインタフェースで、デジタルビデオなどのデジタル機器とパソコン間のデータ転送を高速化するために開発された仕様です。最近のパソコンやボードに標準装備されるモデルが多くなってきました。デジタルビデオと接続してデジタル映像編集を行う場合は必要になります。この場合、HDDの連続書き込み速度がポイントになりますので、入出力全体のパフォーマンスを考慮してください。(HDDが遅いと本格的なビデオ編集では使えません。)

工具・ネジ

十字ドライバー(No.2)とピンセットがあれば組み立て可能です。他に、必要に応じて、ナットドライバー、ラジオペンチなどを準備してください。ネジはインチ・ネジだけでなくミリ・ネジも準備しておいた方が無難です。(DOS/V用のネジ・セットが販売されてます。) ケーブル類はそれぞれの機器かケースかマザーボードに付属していることを確認してください。

★組み立ての注意点

DOS/V仕様のパソコンは基本的に部品が標準化されており、手順書どおり作業を進めていけば、問題なく組み立てることができるはずです。しかし、次のようなトラブルが発生する場合もあります。予期せぬ事態には、あせらず、慎重に対処しましょう。

●静電気の放電

まず、組立作業を始める前に、アース線やケースの金属部分に触れて体内の静電気を取り去ってください。信じられないかもしれませんが、これを怠るとマザーボードを壊してしまう場合があります。

●マウントのずれ

ケースにマウントするCD-ROMドライブ、フロッピー・ドライブの前面パネルの厚みやでっぱり具合が微妙に異なる製品があります。このため、CD-ROMが奥まで入らずネジ穴が合わない、フローッピー・ドライブの挿入口にフロッピーを挿入しようとすると指がつかえる(挿入口が奥過ぎる)などのトラブルに見舞われる場合があります。

●ネジサイズの間違い

インチサイズのネジを使用する部品が多い中で、少なからずミリネジを使用している部品があります。添付されたネジを使用すれば問題ないのですが、気づかずに異なる規格のネジを無理に押し込んでネジ穴を潰してしまわないように気をつけましょう。(スムーズに回らない時には、一旦抜いてサイズを確認してください。)

●カードの差込不良

カード類の差し込み作業は、慣れていないと壊れそうな気がして、最後まで押し込まず中途半端なところで止めてしまう場合が多いようです。挿入しやすいもの、し難いもの、かなり癖があります。差し込んだら、一度外してもう一度最後まで押し込み、接触部分が見えない状態までどの部分もしっかりマウントされているかどうか確認してください。(正しく挿入されれば、ザクッという感触があるはずです。)

●ケーブル、コード類の接続不良

ボードのIDEソケットは通常2個並んで配置されています。ケーブルの形状によっては2本接触すると抜けやすい場合があります。しっかりと均一に差し込んでください。
”HDD RED”などの一連の色つきコードは逆に差し込むこともできますので差し間違いも多い。一般的には、白・黒のコードがGND(アース)側、その他の色のコードがプラス側です。組み立て完了後ケースを閉じる前に、電源をオンにして各々のランプが正しく点滅しているかどうか確認してください。

●HDDの区画設定とフォーマットの際の間違い

例えば、Windows起動ディスクとは異なるDOSで作成したフロッピーで起動しFORMATするとFAT16で処理されてしまいます。(気づかずにWindowsをインストールしてしまったら、ドライブコンバータでFAT32に変換してください。) FAT32をサポートするOSのFDISKを使用し、区画を設定する際に必ず”大容量ディスクのサポート...”を”Y”にしてください。(”N”にするとHDDが2GBに設定されてしまいます。)