パソコンのメンテナンス

Windows95/98/Meを搭載したパソコンを快適な状態に保つための情報です。 コマンドの表示が全角ですが、実行する際には半角を使用してください。(このページは予告なく変更されます。) 問い合わせはこちらまで

メンテナンスは、パソコンの性能を最大限に発揮させ、その能力を長期間持続させるために必要な作業です。メンテナンスを行わないパソコンは、徐々に処理速度が遅くなり、利用できるディスク容量が減少し、フリーズや異常終了が増え、ハードウェアの故障を引き起こします。ここでは、ユーザーが自ら実行できる主要なメンテナンスの手段を紹介します。パソコンの能力を100%に維持するためには、こうした作業に十分な時間を費やすことが重要です。個人差もありますが、筆者は利用時間のうち10%以上をメンテナンスのために使っています。

●ハードディスクの最適化と修復
 
Windowsの処理の多くは、ルートディレクトリー(通常はC:¥)の中の巨大なスワップ・ファイルを使用します。(通常数10MBから数100MBに達する。) このスワップ・ファイルを通じて行われる膨大な書き込み処理のために、ハードディスクの「断片化」が進行し、このためディスクアクセスのスピードが徐々に低下していきます。断片化は、現在のWindowsの仕組みでは自動的に修復することはできません。Windowsパソコンを購入したユーザーの多くはこの事実を知らず、遅くなっていく処理速度に気づかずに使用しています。気づいても老化現象だと勘違いしているユーザーもいます。

断片化を解消し、ディスク・アクセスのスピードを最速の状態にもどすためには、そのためのユーティリティ(Windowsのシステムツール「デフラグ」または「Norton System Works」の「Speed Disk」など)を定期的に実行しディスクを「最適化」する必要があります。Windows98では、あらかじめ稼動スケジュールをタスクへ登録しておくことが可能ですが、Windowsが起動していない電源オフのような状態では、当然稼動しません。また、「デフラグ」は、スクリーンセーバーを設定していると、スクリーンセーバーが起動しディスクへの読み書きが発生する度に、最初からやり直すため、なかなか完了しません。(ずっとループしてるようです。)
使用頻度にも依存しますが、日々Windowsアプリケーションを使用している場合は週1回、長くとも月1回はスキャンディスク(Scandisk.exe)とデフラグ(Defrag.exe)を実行してHDDのエラーを検査し最適化することをお勧めします。

○ 「デフラグ」とは

デフラグは、ディスク内のファイルを先頭から再配置し、ファイルの断片化(分割された状態)を解消して、連続した空き領域増やすWindowsのシステムツールである。「デフラグメンテーション」(defragmentation)の略語である。ディスクに対して書き込みと削除を繰り返し行なうと、ディスク内でのファイルの配置が不連続になり、あちこちに空きスペースができる。この症状が進行すると、連続した空き領域がどんどん少なくなり、どの空きスペースにも入りきらないファイルが増え、ファイルを分割して2つ以上の空き領域に分けて保存するようになる。このようなファイルの分割保存が増えると、ファイルにアクセスするための仕事量が増し、ドライブのヘッドの移動量も増大し、結果として読み書きのスピードが低下する。(つまり、2つに分割されたファイルを取り出すためには、2箇所にアクセスしなければならないのである。)さらに、ヘッドの移動は物理的な動作を伴うため、耐用年数が少なくなり故障を誘発しやすくなるともいわれている。

○デフラグの実行

1.スクリーンセーバーを「なし」にし、ウイルスチェッカー、電源管理など稼動中のアプリケーションを止める
          (ノートパソコンなどに搭載されているメーカー独自の省電力機能も止めた方が良い。)
2.「スタート」>「プログラム」>「アクセサリ」>「システムツール」>「スキャンディスク」を実行
3.上記と同じように「デフラグ」を実行
 (10%近辺で停止したように見えますが継続中なのでそのまま待ちマウスに触れないように。)

スキャンディスクは、HDDに何だかの障害が起こった際に診断し、修復する機能を備えています。フリーズが多くなったり起動に失敗するなど、何か変だ、と感じたらすぐに実行してみましょう。(起動ディスクからも実行可能。)

○デフラグを速くする

レジストリを直接編集せずにスキャンディスクとデフラグを高速化することができる。

1.「スタート」の「ファイル名を指定して実行」を開き、「名前」に「Sysedit」と入力して「OK」。
2.「SYSTEM.INI」をアクティブにする。
3.[vcache]セクションを探し、その下に次の2行を半角で付け加える。
  MinFileCache = 1024
  MaxFileCache = 1024
4.「ファイル」の「上書き保存」をクリックして終了し、再起動する。
5.スキャンディスクとデフラグを実行する。
6.3の行を元にもどす。

*「Norton System Works」(ノートン・ユーティリティ)をインストールすることを強くおすすめします。
 
●ハードディスクの増設と変更
 
現在販売されているWindowsパソコンはDOS/V、N社の98NXに大別されますが構成部品の規格はほぼ統一され、性能もカタログを見る限り似たりよったりです。
ところがハードディスクの設定については、例えば8GBの容量のものを全容量C:に割り当てるとか、4GBをC:、D:にそれぞれ割り当てるとか、メーカーおよび機種によって様々なのです。購入の時点でここまで確認するユーザーは少ないようです。前者の設定の場合、通常ハードディスクは1台しか付いていませんから、ユーザーがC:、D:に分割して使うことは簡単にはできません。(パーティションを動的に分割するディスクユーティリティを使用すると可能になる場合もある。)ファイルやフォルダは全部C:に作成され、システム用、アプリケーション用、ユーザー用のフォルダとファイルが散在し、初心者には検索し難い状況になります。ルート(C:¥)のシステムファイルを誤って削除したケースもあります。(C:かD:かどっちかな、と悩むことはないと思いますが。) 後者の設定の場合は、C:、D:の使い方を考慮しないと、通常はC:の空き容量が減少し、D:が余って、全体のディスク容量は十分なのにWindowsの使う領域が不足しパフォーマンスが低下する、という状況になりがちです。(ワープロ、表計算などのビジネスアプリケーション中心の使い方であればC:が4GBもあれば十分かもしれませんが。) また、C:とD:に分割して使用する場合、一般にC:よりD:の読み書き速度が遅くなる傾向があります。(HDDの機種やボードとの組み合わせによっても格差がでる。)

最近の据え置き型(デスクトップ型)パソコンは特殊なタイプ(超薄型など)でない限り、ハードディスクがもう1台追加できる空きベイがついているはずです。(一般的なIDEタイプのハードディスクであれば、分岐型の電源コードと接続ケーブルが付いていれば、簡単にもう1台追加できるということです。) 使い慣れてきた時点でハードディスクのコンテンツをチェックし、より使いやすくかつパフォーマンスが向上するよう、ハードディスクの追加やフォルダの再配置をすることをおすすめします。
参考までに、既存のディスク(C:)をそのまま使い、速いハードディスク(D:)を追加した場合に、いくつかのフォルダ/ファイルをC:からD:に移動し処理速度を向上させる例を紹介します。(実際にどのドライブが速いかはパソコン雑誌のCD-ROMなどに含まれるベンチマーク・ソフトを使って確認してください。)
この方法は、高速化だけでなく「C:」ドライブの残容量を増やす、というメリットもある。

1.スワップ・ファイル(C:\Win386.swp または C:\Windows\Win386.swp)の移動
「コントロールパネル」>「システム」>「パフォーマンス」タブで「仮想メモリー」を開き、「自分で設定する」を選び、「ハードディスク」の内容を指定ドライブに変更し「OK」、再起動する。

2.プリンターのスプール・フォルダ(通常 C:¥Windows¥Temp)の移動
移動の方法はそれぞれのプリンターの説明書を参照してください。(印刷処理がスピードアップします。)

3.アプリケーション・ソフトの作業域(一時ファイル)の移動
作業フォルダや一時ファイルを設定可能なアプリケーション(IEなど)は、それぞれの設定で変更する。

また、最近のほとんどのHDは、「DMA」(ダイレクト・メモリ・アクセス)をサポートする仕様になっています。念のため、仕様と設定を必ず確認し、未設定であればDMAを使用したアクセスに変更しましょう。

1.コントロールパネル>システム>デバイスマネージャ・タブで「ディスクドライブ」の下のHDDを選択する。

2.プロパティ>設定タブの「DMA」ボタンにチェックを入れるて「OK」をクリックする。(オンにする。)

*ドライブの丸ごとコピーを行う場合は、専用のツールの使用をお勧めします。
*使い方にも依存しますが、筆者は、C:の空き容量が700MB(CD-ROM 1枚分)を切ったらディスクの増設、変更をすべきと考えています。
 
●メモリーの増設
 
メモリーカードの増設はおそらく、最も安価で効果的なパフォーマンス向上の手段でしょう。最近のメモリーは特に安くなっています。(しかし変動しやすい。) メモリーを増設すると、ハードディスク上のスワップ処理が激減し、結果として処理速度が向上するのです。大きな画像や音楽の編集やいくつかのプログラムを同時稼動させて行なう処理などの場合には、その効果は絶大です。もし、搭載メモリーが64MB未満なら迷わずメモリーを追加することをお勧めします。プログラム起動時間などのベンチマーク結果を見ると64MB以上だと余り変化がないように記載されている場合があるのですが、実際にデータを読み込んで編集する際のスムーズさや自動保管のスピード、フリーズのし難さなど、使い心地が相当違うのです。(ベンチマークではわからない部分があるということです。)

購入する場合は、保証なしのノーブランド廉価品は、仕様どおりの速度で動作しない場合もあるので、できるだけ避けたほうがよい。
*メモリーのタイプ、空きスロット数、最大搭載可能容量を確認してから購入してください。
 
●CPUのアップグレード
 
これもパフォーマンス向上の効果は大きいのですが、現在のCPUを外して上位の性能を持つCPUまたはCPUアクセラレータを装着することになるので費用対効果を慎重に検討した方が良いでしょう。例えば、3万円の上位のCPUを購入すべきか、2万円のハードディスクと1万円分のメモリーを購入すべきかは、そのパソコンの基本仕様やボトルネックの部分を検討しないと、判断できないのです。CPUの処理速度だけ向上しても、低速のハードディスクやメモリーでは、これだけ投資したのに思ったより速くない、という不満が出る結果になる可能性が高いのです。(それでも確実に向上はしますが。)
なお、CPUとマザーボードの組み合わせによってはクロックアップが可能な場合がありますが、メーカーの保証はありませんので、十分な情報を入手して検討の上実験してみてください。(その時うまく動作しても、時間の経過につれて熱のために故障するなどの致命的なトラブルが発生する可能性があります。)
*パソコンおよびマザーボードによる制限を確認し、適合する規格のCPUまたはCPUアクセラレータを購入してください。
 
●レジストリの整理と圧縮
 
*この処理は必要な知識を習得してから行ってください。
レジストリにエラーがあるとシステムが起動しなくなる場合がありますので、安易な変更は絶対に行わないでください。

Windowsのレジストリ・ファイル (通常はC:¥Windows¥System.dat および User.dat)はハードウェアの追加/変更やアプリケーションの追加と削除など、システム構成が変更されるたびに更新されます。レジストリ・エディタ(Regedit.exe)から、あるいはアプリケーションから、キー(レジストリの各項目のデータ)を削除しても、それらのキーが占めていた領域は回復できません。こうしてレジストリが肥大化してくるとレジストリ検索の速度が低下し、Windowsの起動が遅くなり全体のパフォーマンスが低下してきます。領域を回復するには以下のようにしてレジストリの圧縮を行ってください。アプリケーションの追加と削除を頻繁に行ったり、2つのファイル容量の合計が5MBを超えたら圧縮を行うことをおすすめします。(数時間かかる場合もありますが、途中で中止しないでください。)

(Windows 95 の場合)
1System.dat と User.dat を念のため安全なフォルダにコピーする
2.MS-DOSモードで再起動する
3.C:\Windows>Regedit /E Compact.reg 「改行」キーを押す (レジストリの内容をregファイルに書き出す)
4.C:\Windows>Regedit /C Compact.reg 「改行」キーを押す (regファイルからレジストリを復元する)
5.C:\Windows>WIN 「改行」キーを押す (再起動する)
6.コピーしたSystem.dat、User.dat および Compact.reg を削除する
 (注意:複数ユーザープロファイルを使っている場合は /R スイッチを使って User.dat の格納場所を指定する)

*Windows98では、レジストリチェッカー(Scanregw.exe)を定期的に実行してレジストリを最適化することができます。
*N社製のPC-9○01シリーズで上記の処理がエラーとなったケースが報告されています。
 
●未使用フォントの削除
 
Windowsが起動する際に読み込むフォントの種類を減らすことによって、ディスク容量を節約し起動時間を短縮することができます。コントロールパネルの「フォント」アイコンを開き、使用しないフォントを削除してください。英語フォントは種類が多いが個々のファイル容量は少なく、日本語フォントは容量が大きい。書体サンプルを確認しながら丁寧に削除または他のフォルダに移動することをおすすめします。(ワープロやパブリッシング・ソフトで使用しないフォントはほとんど使用することはないでしょう。)
*”MS明朝”、”MSゴシック”、”MS UI Gothic”(Win98の場合)、は標準のシステム・フォントなので削除しないこと。
 
●一時ファイルと不要ファイルの削除

Windowsフォルダにあるテンポラリー・フォルダ(通常はC:¥Windows¥temp)には、異常終了の際の情報ファイルやアプリケーションのバックアップ・ファイルが知らないうちに作成されて溜まってきます。
「temp」は「Temporary」の略であり、文字通り「一時的な」という意味です。Windowsやアプリケーションが一時的に作成したもので、正常に終了すれば自動削除されるのですが 正常終了しなかった場合にフォルダに残されます。(フリーズして強制終了や再起動をしなければならない場合に、直前のデータを復旧するための情報が保存されるのですが、消し忘れやゴミもある。)Windowsやアプリケーションが正常に終了していれば、TempファイルはHDDを圧迫するだけで無用のファイルですから、削除した方がよいでしょう。 Windowsフォルダの中の「Recent」フォルダの中にある最近よく使ったファイルも削除できます。

Tempファイルを見つけるには、「Temp」フォルダ内を探すか、「*.tmp」という拡張子付きファイルを検索します。例えば、フリーズ直前の一時ファイルは検索条件にフリーズした「日付」を加えます。 検索結果のリストからそれらしいファイルを取り出し、アプリケーションの通常ファイル形式の拡張子(WORDなら.docなど)に変更すればファイルを開く事ができます。

○一時ファイルの簡単な削除方法

DOSのBATファイルに削除するためのステートメントを記述するか、マイコンピュータやエクスプローラなどから定期的に削除するようにしましょう。
次に、Windows の Tempフォルダのファイルを削除する簡単なバッチ処理プログラムの作成方法を紹介します。(すべて半角で入力する。)

    1.「メモ帳」(Notepad.exe)を起動する。
    2.「Del C:\Windows\temp\*.*」 と入力。(Tempフォルダ内の全てのファイルとフォルダを削除する意味)
    3.メニューバーの「ファイル」から「名前を付けて保存」をクリック。
    4.保管したいフォルダを選び、ファイル名に ”ABC.bat” と入力し「保存」ボタンを押す。
        (必ず ” ” で囲み、「ABC」 には任意の判りやすい名前を入力する。)
「ABC.bat」をクリックすると DOSウインドウが開き、Y を入力し Enterキーを押すと Tempフォルダが空になる。(このファイルを「タスク」の「システム起動時」に設定すれば、起動時に自動実行される。)

アプリケーションを使用中に、Tempファイルは決して削除しないでください。正常終了を確かめた後か、または次回の起動時に削除するのが賢明です。また、全て削除できるわけではありません。誤って削除し、起動しなくなるトラブルを起こす場合もあります。(「知識」の裏付けが必要なのです。)
    
○インターネットの一時ファイル

また、インターネット・ブラウザの一時ファイル・フォルダ(「Temporary Internet Files」フォルダなど)にも、古いHTMLファイルや不要なクッキー・ファイルが溜まってきます。(アクセスして表示したページはこのフォルダに一時保存されます。) 「インターネットオプション」などの設定機能を使って定期的に削除するように心がけましょう。(履歴情報も同様。) 

”Windows Update Setup Files”が存在すれば、それも削除可能なフォルダです。

*「ディスク クリーンアップ」も実行してみてください。(「スタート」>「プログラム」>「アクセサリ」>「シルテムツール」>「ディスク クリーンアップ」)

○不要なプログラムとWindowsファイル

プログラムの削除は必ずコントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」「インストールと削除」から行ってください。メーカー製パソコンにはあらかじめ、さまざまなアプリケーションがインストールされていますので、プログラム・リストをよく調査して不要なプログラムのみを削除してください。(マイコンピュータやエクスプローラでプログラムファイルを削除しても、プログラム・リストにプログラム名だけが残ってしまいます。)

使わない壁紙などのWindowsの管理するファイルを削除する場合は、「アプリケーションの追加と削除」の「Windowsのファイル」から行なってください。メーカー製パソコンの場合は、Windows CD-ROMが添付されているか確認してください。添付されていないと、後で再インストールしたくてもできなくなるかもしれません。
 
●アクティブデスクトップの設定変更
 
最近のWindowsパソコンは、デスクトップを「Webページで表示」に設定して販売しているものが多いようです。以前のパソコンでもインターネットエクスプローラ4.0以降がインストールされている場合は、Web表示を使用しているユーザーがたくさんいます。Webページ表示に設定すると、このためにより多くのリソースが使用され、特に搭載メモリーの少ないパソコンでは、フォルダの表示が遅くなり、アプリケーションが利用できるメモリーが減少しパフォーマンスに影響を与えます。使用しているパソコンのCPUが200MHZ以下であったり、搭載メモリーが32MB以下でWebページ表示を行っている場合には、以下のようにして、アクティブデスクトップの設定をノーマル表示に変えてみることをおすすめします。(表示が圧倒的に速くなるはずです。)

1.「マイコンピュータ」>「表示」メニュー>「フォルダオプション」>.「全般」タブを選択する
2.「従来のWindowsスタイル」にチェックを入れ「OK」ボタンを押す

また、充分なリソースを有するパソコンであれば、Web表示に設定することにより、フォルダ内のファイルの文書情報やワード/エクセルのプレビューをフォルダ上に表示できるなどの利点があります。(ワード/エクセルの「ファイル」メニューの「プロパティ」で「ファイルの概要」タブの「プレビューの図を保存する」にチェックを入れて保存すればOK。)
3種類の表示スタイル(「Webスタイル」「従来のWindowsスタイル」「カスタム」)を上手に使い分けてください。
 
●アイコンとフォルダの整理
 
使い込むに連れて、デスクトップにショートカット・アイコンが増えてきます。仕事場のデスクと同様に、いっぱいに散らかすタイプの人とまめに整理してフォルダに保管するタイプの人がいます。散らかすタイプの人は当然探す時間が長くなります。デスクトップ上のアイコンは多くとも2列にし、自分の判りやすいようにフォルダを作成して格納することをおすすめします。アイコンやフォルダのショートカットを設置できる場所は以下の3箇所です。使用頻度や目的に応じて使いやすく整理しましょう。

1.デスクトップ上
2.スタートメニューの中
3.Quick Launch上(通常は「スタート」の右側でインターネットエクスプローラのミニアイコンが表示されている)

編集方法(ご存知のことと思いますが念のためよく使う手順を記載します)

1.デスクトップ上にフォルダを作成:

デスクトップの何もない部分を左クリックして右クリック>「新規作成」から

2.スタートメニューのミニアイコンをデスクトップ上にコピーまたはショートカットを作成:

スタートメニューを表示しミニアイコンをひとつずつ右クリックでデスクトップ上へドラッグ(Win98のみ)または「スタート」を右クリックし「開く」を選択し、「プログラム」フォルダを開いて該当するアイコンを右クリックしデスクトップ上へドラッグ(Win95/98)
   
3.デスクトップ上のアイコンをQuick Launch上に移動:

デスクトップ上のアイコンを右クリックしてタスクバー(Quick Launch)にドラッグ>「ここに移動」を選択

4.Quick Launch の移動:

”スタート”の右の縦線をポインタに合わせ、右クリックしながらデスクトップ上にドラッグ

また、使いだしたら止まらないのがネットサーフィンとメールです。ブラウザとメールソフトを常に使いやすい状態にしておくことは、結果的に接続時間を短くし回線料金を節約することになります。(詳細はそれぞれのソフトの使用法に従って変更してください。)

1.「お気に入り」(ブックマーク)が増えてきたら、使いやすいようにフォルダを作成し移動する
2.メールが増えてきたら、削除するか保存用フォルダを作成し必要なメールを移動する
 
●BIOSの更新

BIOSの更新に失敗するとパソコンが起動しなくなり、修理工場でないともとにもどせなくなります。注意書きを印刷して熟読し、絶対に操作ミスを起こさないようにしてください。

パソコンに電源を入れると最初に起動するソフトウェアがBIOSです。(システムROMなどと言う場合もあります。)最近のパソコンのBIOSは機種にもよりますが、最低でも年1回、製品によっては年数回はアップデートされているようです。昨年から今年にかけて新しいハードウェア(CPU、ビデオチップ、マザーボードなど)、OS(Windows98 SE,Windows2000、Linuxなど)が数多く登場し、それらに対応するためBIOSもかなり速いペースでアップデートされていると思われます。最新のBIOSはメーカー製パソコンの場合はそのパソコン・メーカーのホームページから、自作のパソコンの場合はマザーボードの解説書に記載された開発元のホームページから、またパソコン雑誌の付録CD-ROMから入手できます。購入後1年も経過しているパソコンは、まず間違いなく新しいBIOSが発表されているはずです。事項の「ドライバーとアプリケーション・ソフトウェアの更新」のアップデートの方法を参考にしてBIOSのアップデートを行うことをおすすめします。
ただし、全てのバージョンを順にインストールする必要はありません。改善された内容を確認して必要なバージョンをインストールしてください。
 
●ドライバーとアプリケーション・ソフトウェアの更新
 
Windowsのバージョンアップやリリースアップは、アプリケーション・ソフトや各種ドライバー・ソフトに影響を与えます。各ソフトウェアの開発メーカーは、新しいWindowsの元で問題なく稼動するかテストし、稼動が確認されれば販売中の製品にお墨付きを与えます。もし、不具合が発生すれば多くの場合、それを修正するファイルと説明文を自社のホームページに掲載します。それを見たユーザーは、ダウンロードし説明文に従ってインストールします。つまり、開発メーカーのホームページを定期的に見ないと、自分のパソコンにどのような不具合があるのかを理解できないのです。(ユーザー登録してある場合でも、メールで届くのは新製品の情報中心で、こうした不具合の情報は2000年問題のような顕著な場合を除いてユーザーには届けられないのが普通です。)「購入した時の状態で使っているから大丈夫」という保証はありません。工場出荷後に発見される不具合がほとんどなのですから。特に、現在は、Windows98、Service Pack、Second Edition という3種類のWindows98とWindows 2000 が提供されています。他にWindows95のインストール・モデルも稼動しています。どのリリースを前提に製造されたかにより、アップデートするとパソコンおよび周辺機器に不具合が発生する可能性があります。Windows98からWindows98 SE にアップグレードしたら、USB機器が使えなくなった、終了できなくなった、モデムの接続がし難くなった、といった現象が数多く起こっています。(Windows98の不具合かどうかはバグ・フィックス用のファイルをインストールしてみないと判りません。)

まずソフトウェアのアップデートの方法を理解し、自分でダウンロードしインストールしてみましょう。(メーカーにより情報提供の方法が多少異なりますので一般的に記述します。)

1.自分のパソコンのメーカーのホームページにアクセスする。
2.「製品情報」「無償ダウンロード」「Windows2000関連情報」などのページに飛ぶ。
3.自分のパソコンのモデル(型番)に関する情報を探す。
4.説明文を読み、必要に応じてダウンロード/インストールする。

インストールの方法は、自動的に行われるもの、解凍してフロッピーを作成しインストールするものなど様々です。(参照:ダウンロードとインストール
同様に、SCSIカード、プリンター、スキャナー、デジカメ接続ソフト、アプリケーション・ソフトなどについても各メーカーのホームページでアップデート情報を検索してみることをお勧めします。
 
●Windows Update(Windows 98/Me)
 
インターネットを通じて、Windowsのシステムを最新の状態に保つための自動更新機能がようやく提供されました。(「スタート」メニューの「設定」に含まれているはずです。) これを使用すれば未導入のファイルにどのようなものがあるか一目瞭然です。「重要な更新」は不具合を修正するファイルですから必ずインストールした方が良いでしょう。その他のファイルは、内容と空きディスク容量、ダウンロード時間を考慮してインストールするか否か決めましょう。これらのファイルはWindowsがインストールされているフォルダ(通常はC:)にインストールされますので、空きディスク容量の少ない場合は要注意です。

なお、Windows Updateで提供されるファイルの一部は、市販のパソコン雑誌の付録CD-ROMなどでも提供されています。(インターネットエクスプローラ 5 など) これらのCD-ROMを使ってアップデートを行った場合、Windows Update機能が、インストール済みであることを認識しない場合があるということを筆者は経験しています。(インストール済みの履歴情報が正しく表示されない場合がある。)
*マイクロソフト社のサイトには”Office Update”などのページもありますが、とにかく混雑しておりダウンロードに時間がかかることを覚悟してください。
 
●トラブルシューティング(仙人の独り言)
 
トラブルシューティングについては、当ホームページの「問題判別とシステムツール」やWindowsのFAQ、市販の文献が利用できます。ここでは、筆者の見解を一部紹介するに留めます。

Windows 95/98/Me の安定性については様々な見解があります。使用しているユーザーから見ると、「時々フリーズする」、といった認識が強いのではないかと思います。Windows 2000/XP を使用しているユーザーは、「ほとんどフリーズしない」、といったところでしょうか。(Windows 95/98/Me は、アプリケーション・ソフトウェアが悪さをするとその影響をまともに受けてしまう構造なのです。) この種のトラブルの原因は、筆者もわからない場合が多いのですが、次の3つまたはそれらの組み合わせによって発生すると考えられます。ハードウェアのエラーはここでは2.として扱います。(ディスクやプリンターの故障などは、めったにないはずですのでここでは考慮しません。)

1.システム・.リソースの不足と競合
2.ドライバーやアプリケーション・ソフトウェアの不具合
3.Windowsそのものの不具合

1.は、巨大なデータの処理やいくつかのアプリケーションを同時稼動させる処理などが原因で、メモリーの管理がうまく行かずフリーズしてしまう、といったトラブルです。古い16ビットアプリケーションが原因となる場合も多い。リソースの競合は、「コントロールパネル」>「システム」>「デバイスマネージャ」タブで「!」または「X」が付いている装置の主たる原因です。この場合フリーズはしませんが、基本的に特定の機能が使えなくなる場合が多い。
2.は、ディスプレイ・ドライバやマウス・ドライバがWindowsの最新版に一部対応していないため、マウス操作中にフリーズしてしまう、といったケースです。(ノートパソコンによく見られる。) ハードウェアの不具合はドライバー・ソフトで補完するというのがこの世界の常識のようです。特定のアプリケーションが暴走したり終了してもリソースを開放せず、リソースの慢性的不足やフリーズを招く、という場合もあります。(CPU使用率が100パーセントを続けるとか。)
3.のよくあるケースはエクスプローラが突如「応答なし」になってしまうとか、ACTIVE MOVIE をインストールしたら今まで稼動していたオーディオ機能が保護違反をおこして起動しない、などの類のトラブルです。(新しい Windows では改善されつつあるようだ。)

こうしたトラブルが発生した場合、アプリケーションが悪いのか、Windowsが悪いのか、他に問題があるのか、ユーザーはまず簡単にはわからないでしょう。メーカーに問い合わせるにしても、Windowsの開発元か、アプリケーションの開発元か、パソコンの開発元か、購入したお店のサービス窓口か、ちょっと迷うところです。筆者の経験では、アプリケーションのトラブルに関してはアプリケーションの開発元へ問い合わせるのが成功率が高いように思います。(いずれにしても無償のサービス窓口につながれば幸運だと思うべきかもしれません。) インターネットやパソコン通信のFAQ(Q&A集)や掲示板を利用するというのも賢い方法です。すぐ答えを送ってくれる方がけっこう多いのです。(筆者もいろいろ教えてもらっています。最もお勧めです。)

最後に、パソコンメーカーの窓口に問い合わせると、原因がはっきりしないと、「工場出荷時点に戻してみてください。」と言われる場合があるのですが、決して鵜呑みにして戻さないでください。これまでのアップデートの努力やインストール作業を無駄にして古い状態に戻しても、コンピュータは正直ですから、同じ操作を繰り返せばまた同じところで同じトラブルが発生する可能性が高いのです。

*トラブルについて問い合わせる際には、ログファイルや起動ファイルのコピー、詳細なシステム構成が要求される場合が多い。トラブルの問合せ依頼書に必要事項を記入し送るのがしきたりのようです。
*日本のパソコン市場のアフターサービスの貧困さは、度を過ぎた価格競争の結果であると痛感しています。