○カードのインストールとケーブルの接続
LANカードの解説書どおりにインストール作業を行う。カードの装着に慣れていない場合は、差込みを確実に行なってください。「接続できない」エラーのほとんどは、この装着時のためらいがもたらす接触不良が原因である。現在販売されているカードは、プラグ&プレイ対応のはずである。(そうでないものは安価でも購入しない方がよい。)装着後、起動した時点で添付のフロッピー(またはCD-ROM)を挿入してドライブを指定すればドライバがインストールされる。起動後、「システム」のデバイスマネージャ・タブで「正常に稼働している」か確認しよう。(USB機器も同様。)
○無線LANの設定
無線LANを使用する場合は、まず、ルーターを設定するクライアント側に無線LANカードやUSBオプションを接続し、ドライバと設定ユーティリティをインストールしなければならない。クライアント側からルーターが認識できないケースも大変多いので、マニュアル類を慎重に閲覧して設定を行なってください。クライアントから無線ルーターが認識できない場合は、さまざまな理由が考えられ、その問題判別はビギナーには簡単ではない。特に最もポピュラーなB社(旧M社)のLAN製品は、ドライバ、ファームウェア、ユーティリティのバージョンアップが頻繁に行われるため、インストールする際には、添付CDではなくWebサイトからダウンロードした最新版を使用することをお勧めする。
○プリンタのインストール
100/10BASE-Tの接続インタフェースを持つプリンタは、直接ルーターまたはハブに接続できる。(TCP/IPで接続する場合は、IPアドレスとサブネットマスクを指定する。)ネットワークインタフェースを待たないプリンタを接続する場合は、一般に「プリンタサーバー」と呼ばれている接続装置を介してルーターまたはハブに接続する。パソコンに直接接続してもよいが、その場合はそのパソコンが電源オフの時、他のパソコンからプリンタを使用できない。
ネットワークプリンタの場合は、まず、インストールのためのパソコンを決める。そのパソコンからネットワークプリンタの設定を行なう。通常は、初期化してIPアドレスとサブネットマスクを指定すれば印刷可能になるはずである。サーバーパソコンのプリンタのセットアップが終了し、印刷可能になったら、各クライアントパソコンで、スタートメニューの「設定」>「プリンタ」または「プリンタとFAX」(XPの場合)の「プリンタの追加」から「ネットワークプリンタ」を設定する。ネットワークプリンタのパス(例:\\共有プリンタのパソコン名\プリンタ名)を確認し、プリンタドライバをネットワーク経由でコピー、またはCD-ROMなどのインストール用メディアからインストールできれば完了である。この時点で、デスクトップのネットワークアイコン(マイネットワーク)をクリックすれば、見えるようになっているはずである。(プリンタとドライバがネットワークに対応していることが前提。)
○ルーターとクライアントのセットアップ
ハブの場合は必要ないが、インターネットのようにWANと接続するためのルーターを使用する場合は、ルーターの設定ガイドに基づき、次の設定を行なう。ISDNダイアルアップルーターの場合は、WAN側の設定は不要だが、ダイアルアップネットワークの設定をしなければならない。
1.WAN側のIPアドレスとサブネットマスク
2.LAN側のローカルIPアドレスとサブネットマスク
ルーターに添付の「簡単セットアップ」等のユーティティを使用すると容易に接続できるが、LANの管理者はネットワークの基礎知識として最低限、使用するネットワークプロトコルが何か、機器ごとに使用するアドレスが何かを理解しておく必要がある。通信の世界は、アドレスがすべて合致していれば必ず接続できるが、逆に、ひとつでも間違いがあれば接続できない。クライアントパソコンのTCP/IPの初期設定では「IPアドレスを自動的に取得する」設定なっているかも知れないが、ネットワークに接続された特定の機器やパソコンのフォルダ/ファイル、あるいはプリンタを共用する場合は、原則的に「ローカルエリア接続」のIPアドレスを次のように固定して使用する。
アドレスの概念
| 接続機器 |
設定項目 |
サンプル値 |
備考 |
| ルーター |
WAN側 |
IPアドレス |
192.168.0.109 |
|
| サブネットマスク |
255.255.255.0 |
|
| LAN側 |
IPアドレス(デフォルトゲートウェイ) |
192.168.0.1 |
|
| サブネットマスク |
255.255.255.0 |
|
| クライアント |
共通情報 |
DNS(プライマリ) |
11.12.13.11 |
|
| DNS(セカンダリ) |
11.12.13.15 |
|
| デフォルトゲートウェイ |
192.168.0.1 |
|
| ドメイン名 |
zzcatv.ne.jp |
|
| クライアント1 |
IPアドレス |
192.168.0.2 |
|
| サブネットマスク |
255.255.255.0 |
|
| クライアント2 |
IPアドレス |
192.168.0.3 |
|
| サブネットマスク |
255.255.255.0 |
|
| クライアント3 |
IPアドレス |
192.168.0.4 |
|
| サブネットマスク |
255.255.255.0 |
|
| プリンタ |
IPアドレス |
192.168.0.5 |
|
| サブネットマスク |
255.255.255.0 |
|
○Windows 95/98 の設定
Windows 95/98 では、「コントロールパネル」の「ネットワーク」から次の手順で1台ごとに設定を行なう。
詳細は
こちらを参照してください。
1.「現在のネットワークコンポーネント」に必要なプロトコル(NetBEUI、TCP/IPなど)を追加する。
2.「現在のネットワークコンポーネント」に必要なサービス(マイクロソフトネットワーク共有サービスなど)を追加する。
3.「ファイルとプリンタの共用」をクリックして各々の共用をチェックする。
4.識別情報タブでコンピュータ名とワークグループ名を設定する。
5.アクセス制御タブで「共有レベル」「ユーザーレベル」のいずれかをチェックする。
6.再起動して、設定が有効になる。
他のOSを搭載したパソコンも加えて、TCP/IPで通信する場合は、1台ごとに次のような設定が必要である。
1. TCP/IPの「プロパティ」の「IPアドレス」タブで、「IPアドレス」と「サブネットマスク」を設定。
2. 「DNS」タブで、プロバイダから取得したDNS関連情報(ホスト、ドメイン、DNSサーバなど)を設定。
3. 「ゲートウェイ」タブで、「デフォルトゲートウェイ」(例:192.168.0.1)を設定。
○Windows Me の設定
Windows Me では、「マイネットワーク」の中の「ホームネットワークウイザード」から次のようなネットワーク設定を簡単に行なうことができる。
1.インターネットに接続するゲートウェイ・パソコンの指定と接続設定
2.そのパソコンのインターネット接続の共有と接続デバイスの設定
3.コンピュータ名、ワークグループ名の指定
4.ファイル、プリンタの共有設定
5.ネットワークに接続された他の Windows 95/98 でコンピュータでネットワークを設定するためのセットアップディスク(フロッピーディスク)の作成
○ゲートウェイパソコンの設定(「インターネット接続の共有」を使う場合)
「ホームネットワーク」を使用可能にするには、まず、ゲートウェイにするパソコンに プロバイダから取得した情報を設定し、Windows 標準の「インターネット接続の共有」をインストールする。この際に、クライアント用の設定フロッピーも作成する。
1.「コントロールパネル」>「アプリケーションの追加と削除」>「Windowsファイル」を開く。
2.「インターネットツール」の「インターネット接続の共有」にチェックしてOK。
3.再起動後、「コントロールパネル」>「ネットワーク」>「現在のネットワークコンポーネント」で確認。
4.ゲートウェイパソコン(プライマリコンピュータ)でインターネットに接続してみる。
○クライアントのインターネット環境設定
次に、TCP/IPがインストールされた各パソコンのブラウザ、メーラーの設定を行なう。
「インターネット接続の共有」を使う場合は、ゲートウェイパソコンで作成した、上記の設定フロッピーで設定する。
LAN経由の接続では、「ダイアルアップネットワーク」は使用しない。プロバイダから次の情報を入手し設定を行なう。(自動サインアップ機能はない場合が多いのでプロバイダの提供するガイドに基づいて手動で設定する。)プロバイダによって例外事項があるので、まず設定ガイドをよく理解してから作業を行なってください。つながらないエラーが非常に多いが、原因のほとんどは単純な設定エラーである。(接続を共有する場合は、それぞれの共有設定の方法に従って設定してください。)
1.接続名、ユーザー名、パスワード
2.メールアドレス、受信メールサーバー(POP3またはIMAP)と送信メールサーバー(SMTP)の名前
3.プロキシサーバーの名前(接続するLANが使用している場合) など
クライアントパソコンからブラウザ、メーラーを起動し、インターネットに接続ができれば、これでホームネットワークが完成!