パソコンでの画像処理
Windows上での画像処理のポイントを記述します。MAC OSにも適用できます。 (このページの内容は、予告なく変更されます。)
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画像処理を楽しむユーザーが増えてきました。デジタルカメラやスキャナーなどのデジタル画像をパソコンに取り込むツールや安価で使いやすいフォトレタッチ・ソフトが普及し、カードや年賀状の作成、本格的なDTPやホームページの制作など、日常の趣味や仕事で、パソコンの画像処理は大変ポピュラーになりました。しかし、パソコンで画像を扱う際には考慮すべきことも数多くあります。重い画像をパソコンに無理に処理させて障害を招くことも多いのです。画像処理のポイントと考慮点をまとめましたので、実作業の際に利用してください。
●解像度と画像サイズ
○パソコンのリソースの強化
まず、必要に応じて、容量の大きい画像ファイルをスムーズに(ストレスなしに)処理するためのパソコンの能力をパワーアップしなければなりません。高品質な画像になればなるほど容量は大きくなり、処理するために速いCPU、充分な作業用メモリーとファイル保存用HDDが必要になります。年賀状に家族の写真を挿入して印刷する程度の処理であれば、メモリー=32MBでも可能かもしれませんが、ワープロを使った写真集を作る、A4サイズ以上の用紙に何枚もの画像を張り込んだチラシを作るなど、高品質の印刷出力を要求される場合は、当然ファイルの容量も大きくなり、ハングアップする可能性も高くなります。筆者の経験から、目安としての最低限の仕様を以下に示します。
1.CPU: ペンティアム・プロセッサー1GHZ以上推奨
2.メモリー: 256MB以上推奨
3.HDD: 必要なファイルの保管容量+1GB
4.モニター: 1024ドット、ハイカラー以上
画像処理の効率は、CPUよりもメモリーに依存します。メモリーが不足するとアプリケーションの処理が極端に遅くなったり、動作不安定な状態になりフリーズしやすくなります。フィルターを多用したり、同時にいくつもの画像を開いて作業を行う場合は、128MB以上搭載することをおすすめします。
HDDの空き容量は、準備する画像ファイル、編集時の中間ファイル、完成したファイル、印刷時の印刷用作業ファイルのトータル分が必要です。さらに、フォトレタッチ・ソフトが使用する作業域やメモリー不足の場合に使用する仮想メモリーの容量もHDD上に必要です。C:ドライブのみのシステムでは、これらが全て同じHDDに集中することになるため、ユーザーが考える以上に使用する容量が増え、HDDの空き容量が減少します。何とか印刷できても、それ以降印刷がうまくいかない、他のアプリケーションの動きが遅くなるなどの副作用をもたらす場合もあります。
モニター・ディスプレイは、画像全体をリアルに表示し、中間調や細部の微妙な表現を把握できる品質が要求されます。また、MACなどの、ガンマ値が異なるモニターでは色調や明るさがかなり異なって見えることに注意してください。ホームページに掲載する場合は、こうした条件を考慮して画像を最適化しなければなりません。
○デジタル画像の作成
画像を取り込む方法は、次のように数多くあります。必ずしも高価なデジタルカメラを購入しなければならないわけではありません。作業頻度や要求品質によって、コストパフォーマンスの高い方法を選んでください。
1.サービスビューロー(DPEショップのデータ入力サービス)1は、数日かかるが、パソコンへの追加投資も必要なく、ネガ・ポジから専門機材を使用してフロッピーに落としてくれるので品質も高くおすすめです。仕上がりのデータ形式や画像解像度が、店(メーカー)によって異なるので、自分のパソコンで取り込める形式と要求される画像品質をあらかじめ把握しておき、適切なショップに発注する必要があります。2は、最近の技術革新により解像度が上がっており、デジタルカメラでも35mm一眼レフと同等の性能をもつ製品が販売されている。また、携帯電話のカメラ解像度もWebサイトで使用するには遜色ないほど向上している。
2.デジタルカメラ/携帯電話(カメラ付)
3.デジタルビデオカメラ
4.アナログビデオ(カメラ、デッキ)
5.スキャナー/フィルムスキャナー
6.描画ボード
7.人に頼む(インターネット経由など)
8.ファクシミリ経由
1の例は、デジタルカメラのメモリーに保存された静止画ファイルをパソコンの入出力ポート(シリアル、パラレル、USB)や専用のカード経由でパソコンに転送する方式です。(撮影したファイルを加工せずにそのまま転送します。従って品質はカメラの性能に依存します。) ポート経由の転送速度は、USB>パラレル>シリアルですが、使用するソフトによってはパラレルでも高速のEPPモードを使用できる場合もあります。接続キットを購入する前に仕様を調べてみてください。(シリアル接続のオプションは転送が遅いのでおすすめできません。)2の例は、ビデオカメラで再生表示中の画像をキャプチャーカードや入出力ポートに接続された専用機器でキャプチャーする方式です。パソコン側の専用ソフトで瞬間加工して動画から静止画像を作成します。したがってキャプチャーの際にソフト側で解像度、明度、彩度、シャープネスなどの条件設定を行い静止画ファイルを作成することができます。(品質はカードまたは取り込み機材に依存します。)3の代表例は、入出力ポートまたはSCSIカードに接続されたフラットベット型やハンディ型スキャナーで原稿を走査し、走査が完了した時点で画像ファイルがパソコン側に取り込まれる方式です。走査の段階で専用ソフトで条件設定が可能です。(品質は主にCCDなどスキャナーの性能に依存します。) 対象画像がフィルムカメラで撮影した写真の場合、パソコン側に直接取り込む方法は、1.ファイル転送方式
2.画像キャプチャー方式
3.スキャン方式
1.印画紙にプリントされた写真をスキャナーで
2.フィルムを透過原稿オプション付きのスキャナーで
3.フィルムをフィルムスキャナーで
それぞれ走査する、3種類の方法がある訳です。コストと品質を考慮して最適な方法を選んでください。
○デジタルカメラで画像を作成する際の考慮点
それぞれのカメラのCCDの画素数により、画像の品質は異なります。特に、デジタルカメラで撮影した画像を印刷原稿として使用する場合、撮影モードを最高画質に設定してください。そして、デジタルカメラの画像解像度は、機種にも依存しますが、通常72dpi、144dpi程度なので、印刷用の画像の解像度(360dpi以上)まで、フォトレタッチ・ソフトを使ってラスタライズする必要があります。
この場合、画像のクオリティを維持するために、構成するピクセル数を変えずに画像解像度を変更します。全体のピクセル数を変更しないで画像解像度を上げると、大きさは元画像より小さくなるのですが、その大きさが印刷物にしたときに一番きれいに再現することができる限界の大きさということになります。また、デジタルカメラで撮影した画像を色補正する場合、デジタルカメラと加工するパソコンのモニタの間で、キャリブレーションがとれていないので、色校正をするまで微妙な補正を行うことは難しくなります。
したがって、デジタルカメラで撮影した画像は、高品質・高精度を要求される印刷物には使わないようにするのが無難です。
○携帯電話で画像を作成するための考慮点
機種により、作成できる画像タイプや表示サイズが異なる。解像度や画質は、デジカメより低く、印刷には向かない。再利用するのであれば、一度パソコンに送り、フォトレタッチソフトで修整するべきである。特に、新型の携帯で撮影した画像を古めの機種のユーザーに送る場合には注意が必要である。
携帯画像サイズ
○スキャナーで画像を取り込む際の考慮点
スキャナーで画像を取り込む場合、まずスキャナードライバー側でさまざまな設定が必要です。取り込んだ画像の最終出力解像度(モニター、プリンター、ファックスなど)、大きさ(等倍、縮小、拡大)、その他の諸条件に応じて、適切な設定を行ってください。この際、初心者は、ホームページで使用するのに印刷用の高解像度を指定したり、30%に縮小して使うのに100%(等倍)のままでスキャンするなどの間違いを起こしやすい。
特に、解像度や大きさについては、スキャンの段階でできるだけ正確に設定してください。例えば出力解像度は、等倍のモニター出力なら「72」、高品質印刷なら「360」程度に設定しておけばほとんどのケースに適用できます。フォトレタッチソフトで微調整することもできますが、ソフトの品質や処理の程度によっては画像の質が極端に落ちる場合があります。色彩やコントラストなどについては、後でフォトレタッチソフトを使って修整すればよい。ただし、まともなフォトレタッチソフトがない場合は、これらも可能な限り詳細に設定しておかなければなりません。この場合、面倒でも、設定値を少しずつ変えたファイルを数種類作っておいた方が確実でしょう。
まず、取り込んだ画像の解像度を最適にします。前述のとおり、画像は、”ピクセル”と呼ばれる点の集合です。640x480ピクセルの画像というのは、横:640、縦:480の点の集合を意味します。これは、丁度、640x480ドット表示のモニターに全画面表示できる大きさの画像です。1500x1000ピクセル(=150万画素)の画像は、640x480ピクセル(=30万画素)の画像よりピクセル数がはるかに多いだけ容量も大きくなり、表示サイズも大きくなります。この画像を、640x480ドットのモニターで表示するとはみ出してしまいます。画像全体を表示するためには、一時的にピクセルを間引いて縮小しなければなりません。つまり、元ファイルの保存容量は変わらないのに、全体を表示するためにわざわざ画像データのピクセル(ドット)を減らし、粗い画像にしなければならないのです。解像度を上げれば、より細かな表現が可能になるのですが、データ量は大きくなります。従って、最終出力するサイズに合わせて適切な解像度に調整する必要があります。画像取り込みの段階で最適化できれば、余分な保管領域も必要なく、ドットを間引く作業をしなくて済みますので、パソコンの負荷を減らすことにもなります。もちろん、元の画像の品質も維持できます。
○入力解像度の算出方
*計算式: 入力解像度(ppi)= 出力サイズ(インチ) X 出力解像度(ppi)
出力サイズ(インチ)=出力サイズ(センチ) ÷ 2.54
○プリンター出力の入力解像度
印刷したい品質に応じて、プリンターの出力解像度の1/2から1/4程度の解像度で入力解像度を算出してください。(シンプルな画像であれば1/4程度でも十分な場合もある。) プリンターのマニュアルを参照して、印刷モードに応じた適切な解像度を使用してください。(例:E社の1440dpiの機種だと、とりあえず720dpiをかけた入力解像度の画像を作成しておけば、フォトクオリティ・モードでも十分な品質の出力が得られるということです。)*720dpiのプリンターで10cmX15cmの大きさに最高品質(720dpi)で印刷する場合:
印刷する大きさにプリンターの出力解像度の1/2程度の解像度(=360ppi)を使用します。
縦: 10cm ÷ 2.54 = 4インチ
4インチ X 360dpi = 1440ドット
横: 15cm ÷ 2.54 = 5.9インチ
5.9インチ X 360dpi = 2124ドット
∴1440X2124ピクセルの入力解像度の画像が適切
○モニター出力の入力解像度
*モニターの設定により表示される画像の大きさは異なりますので、ここでは目安を紹介します。標準的なモニターでは、通常72dpiか96dpiをかけてやれば程よく収まります。(Windowsモニターでは96dpiが一般的。)
上の例では、
縦: 4インチX96dpi=384ドット
横: 5.9X96dpi=566ドット
∴384X566ピクセルの画像が適切
○解像度設定の注意点
上記のように、印刷用の画像は、モニター用の画像とは桁違いに大きくなります。また、640X480のように決められた規格どおりにもなりません。実際には、フォトレタッチ・ソフトを使用して解像度を調整し編集して最終出力に使用することになります。解像度調整のポイントは、高解像度の元画像を低解像度に適度に変更することです。解像度を上げ過ぎてはなりません。低解像度の画像を無理に高解像度にラスタライズすると不鮮明な粗い画像になってしまいます。また、もとの画像から一部分を切り出すとかトリミングする場合には、あらかじめ、その分、より高解像度の画像ファイルを準備しておく必要があります。
つまり、画像解像度は、画像の用途(最終出力)を考慮して決定しなければなりません。ホームページなどのオンライン使用の場合は一般的なモニター解像度(72ppiまたは96ppi)に合わせた画像解像度で十分であるが、プリント用の画像に低い解像度を使用すると、ピクセレーション(大きなピクセルが使用されるためプリント結果が粗くなる)が生じる。解像度を過度に高く設定する(出力機器で処理可能なピクセルよりも小さいものを使用する)と、ファイルサイズが大きくなって画像のプリント速度が低下するし、ソフトの種類や機種によってはプリントできない場合もある。
また、ホームページにアップする際にはアップ先のディスクがパンクしないよう、容量に十分注意してください。(100KBを超える画像は使用しないでください。) また、ノートパソコンなどの小型モニターを持つユーザーのために、640X480ピクセルを超える画像は使用しないようにしましょう。(当倍表示でははみ出してしまう。)
初心者の特に起こしやすい間違いは、解像度を考慮せずに画像を準備し、拡大しすぎてギザギザ・モザイクになったり、逆に必要もない高解像度の画像をワープロなどに挿入して縮小表示し、フリーズや印刷のトラブルを引き起こすことです。
写真を撮ることは簡単ですが、パソコンに取り込んでそのまま使える、精度の高い写真はなかなか撮れません。ブレたり、ピンボケしたり、暗くて発色が悪かったり、デジカメでもフィルムカメラでも思い通りに撮影するのは素人には難しい。しかし、デジタル画像としてパソコンに取り込んでしまえば、フォトレタッチ・ソフトやプリンタ・ドライバーの様々な機能を使用して簡単に修正することができます。例えば、明暗や色彩の調整、トリミング、画像の合成、回転・角度調整を始め、様々なフィルターを利用したデフォルメや特殊効果を簡単に実現することができます。フォトレタッチ・ソフトを上手に使えば、失敗!と思った写真もあっと驚く作品に変身させることができます。ところが、フォトレタッチ・ソフトと呼ばれるものはとても種類が多いのです。(WindowsおよびPlusの関連でも”Photo Editor”、”Paint”、”IMAGING”、”Picture It!Express”、さらにパソコンの付属ソフト、スキャナーなど周辺機器の付属ソフト、フリーウェア/シェアウェア...) それぞれがインタフェースや含まれる機能、扱えるファイル形式が異なり、”使いやすさはXX”、”フィルターの豊富さはXX”、”ファイルの変換はXX”...などと評価もばらばら、初心者はまずどのソフトから使用するべきか悩むところです。ここでは製品の評価は行いませんが、どのソフトを使用するにしても、準備した画像を最終出力で要求される品質に合致させるために、必要に応じて次のような修整を行わなければなりません。
○主な修正機能
1.回転、角度調整
2.トリミング
3.明るさ、コントラスト、ガンマ値の調整
4.色調調整
5.フィルター(シャープネスなど)
6.WEB用の最適化(ホームページ用に変換)
○修整のポイント
初心者や不慣れなユーザーは、”自動XX”や”AutoXX”(例:自動色調調整)というメニューがあれば試してみてください。間違えたと思ったらあせらず、編集メニューの”元に戻す”(”やり直し”、”Undo”など)で修正前に戻すことができます。(どの段階まで戻せるかはソフトにより異なる。)作業の段階ごとに(画像に修整が加わるたびに)、判りやすい名前をつけて保存しておくと、後で効率よく再修整することができます。(例:コントラストが”低”と”高”であれば、XXX_CH.jpg、XXX_CL.jpg...長いファイル名が使えます。)
画面出力用(RBG)と印刷出力用(CMYK)では色構成の仕様がまったく異なるため、最終出力が印刷の場合は印刷出力用に変換後、一度印刷して確認してから修整を行うと思いどおりの効果が得られる。RGBのまま印刷すると、赤が茶色に化けるなど色合いの違いに驚く場合が多い。(モニターの仕様によっても異なるし、制限のあるソフトも多いので、とにかくプリントイメージでチェック。)
設定値をいちいち記録しておかなければならないため、できるだけプリンタ・ドライバでの詳細な調整は避けた方が良い。
不要なもの(ゴミ)は、背景の一部を切り抜き移動して重ねると消去することができます。赤目は専用の修整機能を使用するか、拡大して境界線をトレースするとか近似色を選択するなど工夫すると修正しやすい。
軽いシャープネスを使用するとピントの甘さが補完され細部がくっきりと表示されます。しかし、フィルターのかけ過ぎや過剰な補正は画質の劣化を招くということを覚えておいてください。(例えばシャープネスのかけ過ぎは、ギラギラが強く、妙に不自然な表現になる場合が多い。) デザインアートならともかく、はがきやカードに使用するのであれば、あくまで原画の良さを生かすことを基本に考えてください。
○圧縮と保存のポイント
まず、後述する画像ファイル形式の、それぞれの特性(特徴、容量、使用目的)を理解してください。その上で、最終工程で使用するソフト(ワープロ、パブリッシング、HTMLエディタなど)で扱いやすく最も適したファイル形式にして保存してください。たとえば、ホームページに挿入するのに容量の大きなビットマップ(.bmp)のままで保存しても使えないが、ほとんどのハガキ作成ソフトでは使用できる。JPEG(.jpg、.jpeg)で保存しておけば、圧縮率を変えて、ホームページでも印刷用にも使用できる。デジカメの世界ではポピュラーなフラッシュピックス形式も、扱えるパソコン・ソフトは限られる。印刷センターへ依頼するのであれば、その店が受け入れ可能な形式で保存しておく。
特別な理由がない限り、あまりポピュラーでない形式やそのアプリケーション独自の形式では保存しない方が良い。後々、別の目的(ソフト)で使用することを考慮しておくのがよい。
圧縮して保存する際は、次の点に注意してください。
1.圧縮していない元画像が必要になる可能性があるなら、元画像も保存しておく。
2.JPEGは保存を繰返すとその都度品質が落ちるので修整後1度で決める。
3.減量したい場合は、プレビュー可能なソフトで、ノイズが発生する寸前の圧縮率を適用する。
4.圧縮した画像ファイルを他の圧縮ソフトで圧縮しても容量はほとんど減らない。
仕上がった画像は、大抵は最終工程で使用するソフトに、ファイルまたはオブジェクトとして挿入されレイアウトされることになります。挿入して表示された画像がホームページ用の場合で、ウインドウからはみ出してしまうような場合は、画像が大き過ぎてまだ最適化されていないということになります。(ソフト側で縮小表示できますが容量は無駄があるということ。)
印刷用の場合は、画面出力ではわかりません。”画像のプロパティ”などで解像度、容量、大きさの情報が把握できれば確認しておいてください。ソフトが勝手に修整変更していなければ、”画像の編集”段階での解像度と同じはずです。
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拡張子 |
特 徴 |
容量(KB) |
| BMP | DOS、Windowsの標準のビットマップ形式。色数、RLE圧縮の指定も可能。 | 901 |
| JPG,JPEG | WWWやオンラインで写真や連続階調の画像表示に使用。ソフトで圧縮率変更可能。 | 115〜11 |
| TIF,TIFF | 異なるアプリケーション間とプラットフォーム間でのやりとりに使われるビットマップ形式。 | 906(173) |
| EPS | ポストスクリプト言語でのやりとりに使われる。ベクトル画像も扱える。 | 2516 |
| GIF | WWWやオンラインで一般的に使われる。色数は256色までに限定される。アニメーションGIF、透過GIF、インターレスGIFもよく使われる。 | 84 |
| PCT,PIC | MAC用描画プログラムやDTPプログラムで一般的に使われる。QuickTimeで扱える。 | 194 |
| PNG | GIFよりも優れた圧縮機能で24ビット画像が扱える新しいファイル形式。 | 90 |
| PCX | IBM系コンピュータで一般的なファイル形式。 | 444 |
| PSD,PDD | Photoshop用のファイル形式で、MACを使う印刷業界では窮めてポピュラー。 | 456 |
| RAW | 異なるアプリケーション間とプラットフォーム間で読み書き可能な汎用フォーマット。 | 900 |
JPEG、GIF、PNGにはジワジワと表示されるオプションがあり、これを指定すると容量は増える。(このオプションは、画像形式によりインタレース、プログレシブなどと呼ばれる。)
他に、FlashPix、Filmstrip、DCS、PDFなど、様々なファイル形式があります。アプリケーションにより扱える形式が異なるため、使用目的に応じて最も適したファイル形式を指定してください。
○JPEGの圧縮例
JPEG(Joint Photographic coding Expert Group)は、現在のインターネットとパソコンの世界で最もポピュラーな画像形式である。圧縮率を変更することにより、容量の調整が簡単に行える。筆者のネットサイトでもGIFと並んで使用頻度が高い。
一般に使われているJPEGは、一度圧縮すると元のデータに復元できない非可逆圧縮である。これは、元の画像を保存しておかないと、保存するたびに圧縮し画像品質が低下していくので注意が必要である。非可逆圧縮には、8ビット画像まで扱える基本システムと12ビット画像まで対応する拡張システムがある。拡張システムは、プログレシッブ処理やハイアラーキカル処理もサポートしており、特にWeb用画像に適している。視覚的な劣化無しなら1/5〜1/20程度に、劣化を伴うなら1/30〜1/50まで圧縮できる。(画像の内容によって圧縮度合いやノイズの出方は異なる。)
どの圧縮率を選択する(できる)かは、フォトレタッチなど変換ソフトの性能と画像データの特性による。(例えば、圧縮率が数段階に固定されたソフトもある。) 圧縮率が高すぎるとベタ塗り部分がブロック状に見えるブロックノイズやエッジ部分にモヤッとしたモスキートノイズが発生する。まず、最高品質の元画像を別名保存してから、圧縮率をシュミレーションして最適な圧縮率(圧縮品質)を決めるのが望ましい。つまり、じっくり観てもらう場合は画質優先、それ以外は画質・容量を落として表示速度を向上させるように心がける。
<圧縮画像サンプル>
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127KBのビットマップ画像をPhotoshopで圧縮して保存した。JPEG低画質画像は、顔や背景にかなりのノイズが見られる。 GIF画像は、中間色など表現しきれない色の部分が単純な色に置き換えられている。 インターネットで使用するなら、ノイズが発生する寸前の圧縮率を適用して保存すると品質を維持したまま容量を少なくできる。 |