アプリケーションの追加と削除

このページでは、アプリケーションの追加と削除のポイントを記述します。特に小さめのHDDを装備したパソコンを使用中の場合、アプリケーションの追加と削除を上手に行うことにより、パフォーマンスを向上させパソコンの寿命を延ばすことになります。 (このページの内容は、予告なしに変更されます。)問い合わせはこちらまで


●アプリケーションを追加・削除すると何が変わる?

アプリケーションを追加するとHDDの中のいくつかのファイルが変更される。まず、インストールフォルダ、システムフォルダ、コモンファイルフォルダにアプリケーションの必要なファイルがインストールされる。そして、Windows下のレジストリファイルにアプリケーションのプロファイルが登録される。アプリケーションとファイルの拡張子との関連は、「マイコンピュータ」や「エクスプローラ」の「ツール」の「ファイルダオプション」を開くことにより確認できる。そして、スタートメニューに登録され、デスクトップにもショートカットが登録される。(インストールツールの作り方によっては登録されない場合もある。)

削除した場合は、これらの変更が追加前の状態に戻るはずであるが、アプリケーションによっては、インストールのログや一部のファイルを残す場合もある。レジストリにゴミが残る場合もある。このように、Windows のアプリケーションの削除の機能はあまり信頼できるものではない。本来、インストールしたファイルは全て削除するのが原則であるが、実際には、共有ファイルなどについてインストールしたファイルを認識できず、削除しない場合がある。(困ったものであり、開発技術者としては大変恥ずかしいことである。)

この結果、アプリケーションの追加・削除を繰返すうちに、不要なファイルやレジストリのキーが増加していくのである。

●アプリケーションの追加と削除の準備

○アクティブデスクトップの変更

まず、デスクトップの何もない部分を右クリックし、「Webページ」にチェックがあれば外す。

○全てのファイルを表示する

ファイルを処理する場合には、全てのファイルと拡張子を表示させることが前提となる。まず、エクスプローラまたはマイコンピュータの「表示」から「フォルダオプション」を起動する。

1.「全般タブ」で「従来のWindowsスタイル」にチェック。
2.「表示タブ」の詳細設定の中にある「すべてのファイルを表示」にチェック。
3.「タイトルバーにファイルのパス名を表示する」にチェック。
4.「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックを外す。
5.「現在のフォルダ設定使用」をクリックする。

これで隠しファイルを含む全てのファイル名と拡張子が表示される。

○常駐プログラムを無効にする

スタートメニューのスタートアップからショートカットを一時消去・移動、タスクバーから機能解除、あるいは「システム設定ユーティリティ」から、下記の常駐プログラムを無効にする。(慣れてないユーザーは何をどう変更したか記録しておくこと。)

1.ウイルスのプロテクトシールド
2.省電力機能(電源管理機能)
3.その他のユーティリティ

○HDDの容量とエラーの確認

アプリケーションの追加や削除を行う場合は、十分な残容量があるかどうか確認する。通常は「マイコンピュータ」の「C:」を右クリックし「プロパティ」で確認できる。めやすとして、残容量が700MBを切っている場合は、「C:」へのアプリケーションの追加はやめたほうがよい。インストール後、Windows の動きが極端に遅くなる場合があるので注意しよう。
さらに、スキャンディスクを実行しエラーの無い状態にしておくのがベストである。

アプリケーションの追加

○インストールの基本

最近は、市販のソフトウェアはCD-ROMをセットすると、自動的にセットアッププログラム(Setup.exeなど)が起動してインストール可能になるタイプがほとんどである。これは、オートラン(Autorun.inf)と呼ばれる便利な機能であり、Windows のインストーラーと連動して簡単にインストールを完了してくれる。しかし、オートラン機能のないCDやインターネットからダウンロードして解凍するタイプはそうはいかない。自分でセットアッププログラムを探し「Readme」ファイルを見て注意事項やインストール手順を確認しなければならない場合にも遭遇するだろう。
このような場合は、まず、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」の「インストールと削除」タブを開きフロッピーやCD-ROMを読み込ませるようにするのが基本である。こうするとWindows のインストーラーが確実にインストール作業を管理できるため失敗は少ない。この時、通常HDDのプログラムフォルダにアンインストールプログラムもインストールされる。

○インストールのポイント

1.インストールガイドをチェック

アプリケーションによっては、添付のマニュアルのインストールガイドの内容が事実と異なり、別紙に正しい手順や注意事項がまとめられている場合がある。慣れないうちは熟読してからとりかかろう。作業中に表示されるメッセージも必ず理解してから「次へ」進もう。(エイヤ人間は、途中で何をしたのか分からなくなってしまうことがある。)

2.インストールフォルダをチェック

フォルダ(c:\Program Files など)を決め、その下層のわかりやすいサブフォルダにインストールする。アプリケーションによってはインストールの際に「c:\xxxx」というフォルダを指定してくるかもしれない。このような場合は、「参照」ボタンをクリックするなどして「c:\Program Files\xxxx」に変更してインストールする方がよい。「C:」ドライブの容量が少ない場合は、その他のドライブ(「D:」など)に「Program Files」フォルダを作成しインストールするのがよい。

3.インストール方法の決定

アプリケーションによっては、作業の途中で、「標準」、「すべて」、「カスタム」などの方法を選択できるものもある。
こうした場合、標準を推奨するアプリもあるが、DirectXをわざわざ古いバージョンに書き換えてしまったりする場合も多い。標準だから最適だというものでもなく、全部選択すればよいというものでもない。選択を許す構造になっているということは、アプリの特性や必要ファイル容量を考慮して、最適な組み合わせを自ら選ばなければならないということである。各自のパソコンのアプリの使用状況を考慮してインストールする範囲を決めてください。

4.カスタムインストールの実践

まず、使用頻度の少ない機能は、必要になった時点でインストールすることである。年賀状、暑中見舞い作成用の専用ソフトなどは年に2,3回しか使用しなくても毛筆フォントや文例などけっこう保存容量を必要とする。Windows の起動時間にまで影響を与える場合もある。

多機能のワープロやパブリッシングの画像やサンプルイラスト(クリップ集)などもHDDを消費する。最新のMS Off○ceシリーズなどは、個々の機能について、1.最初からHDDにインストールする、2.初めて必要になったときにインストールする、3.CD-ROMからその都度読み込む、という3つの方法から選択できる。それ以外のアプリケーションでも、カスタムインストレーションが可能なものはとりあえず「カスタム」の次のウインドウでどのような選択が可能なのか確認してください。理解に苦しむ内容であれば戻って「標準」を選択することもできる。

「標準」インストールの問題点は、自分の必要とする機能がインストールされたのかどうかその場で確認できないことである。このため、モバイルユーザーなどは、リモートで使用する時点になって初めてCD-ROMから追加インストレーションしなければならないことに気づくことが多いのである。また、Word など、「標準」ではファイルの変換機能などが限定されるため、以前のバージョンや他のソフトとの交換が発生する場合は、「カスタム」で確認しよう。多機能なアプリケーションほど、こうしたインストレーション時点でのチェックが大切である。

また、同様の機能を有するアプリケーションを重複してインストールしないようにしよう。(それぞれの比較が目的だったり、使い分ける意図が明確な場合は例外である。)ワープロ、イメージ処理アプリケーションなど、インストールしたことも覚えていない、あるいは使ったこともないアプリケーション、もう古くて使いたくもないアプリケーションなどは、次の「アプリケーションの削除」を見て削除してしまおう。

アプリケーションの削除
○アンインストールの基本

削除する場合も、インストールと同様に「アプリケーションの追加と削除」の「インストールと削除」タブを開き行うのが基本である。Windows のアンインストーラーが大抵はアンインストールしてくれる。削除できないファイルやシステムファイルについては表示されるメッセージを見て慎重に対処しなければならない。このとき誤って共有ファイルを消去したり不要なゴミファイルを残してしまったりすることが多い。

また、粗悪なソフトウェアやおまけソフトウェアの中には、アンインストール用のプログラムが添付されていないものがある。このようなソフトウェアの完全な削除はけっこう難しい。インストールフォルダのファイル、システムフォルダにコピーされたファイル(xxx.dllなど)、レジストリに書き込まれたキーをそれぞれ削除しなければならない。(通常はいずれかのゴミが残ってしまう。特にレジストリには、完全に削除してもキー情報が残り容量が少しずつ増えていく欠点がある。)

○Windows ファイルの削除

購入したままの場合、あるいは Windows をアップグレードした場合など、使用しない Windows の機能もインストールされてしまう場合がほとんどである。(メーカー製パソコンは、100%インストールしてあるモデルもある。)逆に追加が必要な場合もある。

まず、「アプリケーションの追加と削除」の「Windows ファイル」タブを開きインストールされているコンポーネントの「詳細」を確認しよう。チェックボックスがグレーの場合は、一部の機能だけがインストールされていることを意味する。個々のコンポーネントのチェックを見直し必要に応じて追加・削除を行おう。例えば、「オンラインサービス」などは、すでにインターネットを使用している場合は不要である。「アクセサリ」のスクリーンセーバーなども全てインストールする必要はないだろう。「システムツール」などは重要でも初期設定では外されている機能がある。「インターネット」もホームページを作成しないのであれば不要な機能がある。「ユーザー補助」も通常は使わない。

○アプリケーションの重複機能や異なるバージョンの削除

前述のとおり、ワープロ(エディター)や統合ソフト、イメージ関連プログラム、マルチメディア機能など、使わないのにインストールされている類、インターネットエクスプローラなど古いバージョンも念のため保存したまま忘れてしまっている類、インターネットのライブラリからダウンロードしたりパソコン雑誌のCD-ROMからインストールしたままになっているオンラインソフトの類は、とりあえずアンインストールしてしまおう。特にオンラインソフトやゲームソフトは、安易にインストールしてしまうが「アプリケーションの追加と削除」にも登録されないものが多く忘れてしまいがちである。(新しいバージョンもすぐに利用可能になる。)「使わなければ削除」する癖をつけよう。

○起動中のプログラムの削除とスタートアップ・フォルダの整理

アンインストールしようとすると「Windows が使用中のためこのファイルを削除できません」という警告が表示される場合がある。多くの場合、現在起動しているか、ファイルが使用されていることを意味する。スタートアップ・フォルダに登録されているプログラムは Windows 起動後に必ず起動され常駐している。このような場合は、停止させるか、あるいはスタートアップ・フォルダから削除し、再起動後アンインストールするとうまく削除できる。
これでもエラーとなる場合は、Windows に詳しいなら、システムエディタ(Sysedit.exe)を起動して「Win.ini」ファイルを書き換えることにより削除できるかもしれない。(この意味がわからない人はやめてください。)

○アンインストールの際のトラブル

1.完全に削除できなかった場合

アプリケーションの削除が成功しても、インストール・フォルダに残骸が残されている場合がある。MS社のアプリケーションなどはログ情報やユーザーデータ保存用フォルダを残す場合がある。エクスプローラで存在を確認し不要と判断したらならフォルダごと削除しよう。(「c:\Program Files」の中に残っている場合がある。)

2.削除すべきファイルがなかった場合

アンインストール中に、「...既にアンインストールされている可能性があります」、「ログファイルを見つけることができません」 などのメッセージが表示される場合がある。これらは、以前にアンインストールに失敗したか一部のファイルを削除してしまった場合に表示される。このような場合は処理を一旦中止し、インストールし直してからあらためてアンインストールするのが無難である。

3.「共有ファイルを削除しますか」が表示された場合

このメッセージが表示されたら、「ファイル名」と「場所」から削除するかどうか判断してください。つまり、「場所」がアプリをインストールしたフォルダなら、そのファイルはアプリ固有のファイルなので削除しても問題ないが、「場所」がシステムフォルダ(c:\Windows\System\)の場合は、重要な共有ファイルかもしれないので確信が持てないときは削除しないでください。
誤って削除してしまったと思ったら、再起動してください。「プログラム開始エラー」が表示されたら、表示されたファイルをゴミ箱から元のフォルダへ戻してください。

4.スタートメニューに残った場合

「スタート」を右クリックし、「開く」をクリックし、「プログラム」>問題のアプリケーションメニューを削除する。または、「スタート」の「設定」>タスクバーと「スタート」メニュー>「スタート」メニューの設定>削除から問題のアプリケーションメニューを削除する。
アプリケーションの削除-応用編
コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」以外のアンインストールの方法を記述します。

○アプリのアンインストーラーによる削除

まともなアプリケーションは、インストールの際にアンインストールプログラムもインストールし、スタートメニューにも登録される場合が多い。(アプリケーションによる。)スタートメニューのプログラム起動メニューから「アンインストール」を実行すればよい。スタートメニューに見当たらない場合は、インストールフォルダの「Uninstalll.exe」(別名もある。)を実行する。

○ディスククリーンアップによる削除

Windows 標準のシステムツール(「Plus!98」を追加すれば機能強化される)「ディスククリーンアップ」を実行して次のファイルを削除できる。

1.インターネット一時ファイル
2.ダウンロードされたプログラムファイル
3.ごみ箱
4.一時ファイル
5.非クリティカルファイル(アンインストールの残骸のようなファイル)

○レジストリエディタによる削除

非常に危険な処理のため、レジストリのリカバリーができる方のみが行ってください。
削除しても、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」に名前が残ってしまったアプリケーションについては、特別なツール(Windows 98のCD-ROMに含まれるTweak UI)またはレジストリエディタを使用し、直接設定情報を削除できる。「Regedit.exe」を起動し、「HKEY_LOCAL_MACHINE\「Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall を開き、問題のアプリケーションのフォルダを削除する。もし、Windows が起動しなくなったらレジストリを元に戻してください。

○その他の残骸

これも危険な処理のため、Windowsを熟知しているユーザー以外の方は絶対に実行しないでください。
拡張子が「INI」「DLL」などのシステムファイルもアンインストールの際に残ってしまう場合がある。エクスプローラでWindows フォルダを日付順や拡張子(*.dll など)で検索すると、相当数表示されるはずである。クイックビューアで内容を確認し、すでにアンインストールされたアプリの残骸であれば削除する。
トラブルが発生したらごみ箱から元のフォルダに戻す。