ネット犯罪への警告

当サイトを訪問された方は、一度お読みください。このページは、インターネットユーザーがネット犯罪に巻き込まれないよう注意を促がし警告を発することを目的とする。 (このページの内容は、予告なしに変更されます。) 問い合わせはこちらまで

■最近のネットニュースより

*なぜ、ネットがきっかけとなって少年・少女の殺傷行為が起きるのか。誰か止めてください!

 年齢制限サイト以外では、インターネット・ユーザーは、皆、「大人」として認識される。まだコミュニケーションスキルが身についていない子供でも、自分の思いを正しく伝え、相手の心を傷つけないよう配慮しなければならない。これを怠ると、軽率な発言が誹謗・中傷と受け取られ、こうした悲劇を生むことになる。いかに上手にネットを使っても、人間の未熟さを隠すことはできない。時として、大人でも、ネットでのやり取りが重荷になったり、ストレスを感じることがある。不安になったら、自分を抑えることができなくなる前に、相談しなさい!

* インターネットを通じて、自殺希望者を求める皆さん!集団自殺は止めてください!

 誰でも一度は死にたいと思うことがあるかもしれません。集団なら思い切り良く自殺できると考え、心中相手を求めてネットを利用するなんて卑怯ですよ。他人を巻き込まないでください。ネットを通じて人を救うことに人生の多くを費やしている人もいるのです。生き続けることを考えてください。まず、インターネットを通じて相談してください。答えてくれる人が必ずいるはずです!

* インターネットは人を誹謗中傷する道具ではありません。こんなことも止めてください!

 凶悪な犯罪に対し、怒りをあらわにすることは人間として当然のことかもしれません。しかし、メールや掲示板を使って、無関係な人々に恐怖を与えたり迷惑をかけることは、それ自身が犯罪です。ネットを使用して、無関係な人間に不満や憤りをぶつけることもやめてください。匿名性をいいことに、素性を隠してこうした陰険な行為を行う人の心は、実は犯罪者のそれと同じであることを考えてください。

* インターネットでは、些細な「いたずら」心が簡単に犯罪に発展します。送ってはいけないものを送るのは止めてください!

 現実の世界で、他人に見せてはいけないもの、送ってはいけないもの、書き込んではいけないこと、守らなければならないこと、それらはネットの世界でも違いはない。法を守らなければ、物理的に人を傷つけなくても、犯罪者になってしまうこともあるのです。「ネットだからバレルはずはない...」と考えるのは大きな間違いです。



●急増するネット犯罪

最近、インターネットを悪用したさまざまな犯罪が発生している。これらは、次のようないくつかのパターンに分類できる。

  1. 架空の請求書を送りつける。(架空請求事業者データベース
  2. ネットで受注し納品したのに金を払わない。
  3. 夢のような世界を餌にして勧誘する。
  4. 危険物や危険な情報を提供する。
  5. メールフレンドやチャット仲間を殺傷する。 

「1」は、アダルト系に多いが、もともと違法な詐欺行為であり、プロが意図して行なう犯罪行為のため引っかかりやすい。金額が1000円なら無視するのに、2、3万円だとついつい支払ってしまうのである。「2」は、プロの寸借詐もあるが、金額が少ない場合は「万引き」程度の感覚で行なわれるものが多い。「3」は、一攫千金を求めるネットワークビジネスのような形態が多く、健全なものから「ねずみ講」まがいの違法行為まで混在しており、事前に見抜くことが難しい。「4」は、劇薬の販売や、爆弾の作り方、自殺の方法を教えるなどの過激なサイトであり、法規制の違いのある海外サイトの場合取締りが難しい。「5」は、「メル友募集」などの出会いサイトや掲示板、チャットで知り合った「メル友」に犯罪行為を行なうものであり、尊い人命が失われる悲劇的な結末を迎えることもある。

近年、これらの犯罪は急激に増加し凶悪化しているし、低年齢化している。特に、インターネットで知り合った者同士が自殺したり、殺人事件に発展するのは、ネットを愛する者にとっては痛ましく、また憤りを覚える。こうした行為は、インターネットの健全な発展を阻害するだけでなく、「継承者」を生み出し、2度、3度と繰返される危険性がある。犯罪に巻き込まれた者の家族や知人にとっては、「インターネットさえ使わなければ...」という思いも強いだろう。

しかし、見方を変えれば、インターネットは人間が構築した、情報収集とコミュニケーションのための道具に過ぎない。道具をどのように使うかは人間の問題である。自分を抑えきれず犯罪を犯してしまう者、被害を被る者、根本的な原因はインターネットユーザーの心に凄む油断と虚無感にあるようだ。インターネットはバーチャルリアリティの世界ではなく、相手が見えない、声が聞こえない、されど現実の世界である。インターネットに慣れ親しみ、インターネットをよく理解しているユーザーにとっては、現実の生活環境の一部となっており、そこでコンタクトする人々に対する認識も周りに実在する人達と同じである。(ただ顔が見えない、声が聞こえないだけである。)

こうしたユーザーは、インターネットでは不足するコミュニケーションの重要な部分を、会話することにより補いながら、共通認識や相互理解につなげて行くことができる。つまり「道具」を上手に利用しているのであり、少なくともそのような努力を惜しまない。これに反し、人と本音でうまくコミュニケーションができないユーザーは、逆に現実の世界で受けるストレスや欲求不満や疎外感をインターネットの世界に持ち込んだり、「インターネットなら許される、誰か理解してくれる。」という甘い考えを持つ傾向がある。これは、大きな間違いである。そのような心のゆがみや思い込みが、結果的に、より多くのストレスを抱えてしまいネット犯罪を助長する原因となるのである。

願わくば、実世界のストレスをネットの世界に持ち込まないで欲しい。ネットで受けた不平不満を実世界で発散させようとするのも困る。いずれの場合も、それを受け止めるのは人なのだ。まず、心を開いて会話できる人を作りなさい。ストレスを感じない、楽しさを分かち合える人間関係を築く努力をしてください。


●リスクの高いIT機器-携帯電話

IT機器の中でも最近特に普及し、技術進歩の激しい機器が携帯電話である。防犯や緊急連絡のために、小学生から携帯電話を持つケースが増えている。GPS付の電話は、通話中は数メートルの誤差で発信場所が特定できる。ワンプッシュで自分の居場所を確認し、位置情報を貼りつけたメールも送れ、また本体の場所を、他のiモード対応携帯電話やパソコン等から確認できる(*1)。したがって、万が一の場合に捜査に貴重な情報源となるかもしれない。しかし携帯電話が他人に渡ると、受発信記録やアドレス帳から個人情報が簡単に入手でき、これが誘拐犯・変質者に逆利用される可能性がある。たとえば、携帯電話を持っている子供を誘拐すれば、あらかじめどこの誰かがわからなくても、その受発信記録から簡単に親へ電話したりメールを送ることができる。犯罪者にとっては携帯電話を持つ子供を狙う方が効率がよいのである。

チャットやメールでのやり取りに凄むインターネットのリスクに加えて、こうした直接犯罪に結びつくリスクも存在することを親は理解して欲しい。便利なGPS付の電話も電源が入っていないと所在を割り出すことはできない。
さらに、継続的なトレースを行うには、警察から電話会社に依頼して、それなりの注意を喚起してもらう必要があるだろう。今の警察の科学捜査体制は、こうしたITがらみの捜査に大変疎く、特に最も重要な初動捜査に関して、反応が鈍くミスも多いことはいくつかの事件で実証されている。警察を信用するなとは言わないが、狡猾な犯罪者の行動は、一般人や警察の能力の上を行くことを考慮して、まずは親や地域住民が中心となって、犯罪者が犯罪を犯しにくい環境を構築する人的な努力が必要であろう。こうした観点から、グループ登下校、地域住民や警察による監視、スクールバスの送迎、といった施策を可能な限り多用し、犯罪者の付け入る機会を減らしていくことが重要である。100%は無理でも、頻繁に監視員がチェックすれば、それだけ安全度は高くなるはずである。(猟奇的・狂信的な異常者は、それでも狙うだろうが。)

個人的には、リスクの高い携帯電話を小学生等の若年層に持たせることには反対である。もしどうしても持たせたいなら、人前で携帯電話をかけて携帯電話を持っていることを第三者から悟られないように、使い方を教え徹底させるべきである。

*1:別途GPSアプリケーションサービス提供者(ASP)とのご契約(有料)が必要である。


●チャットに凄む危険

インターネット・チャットが、若年層を中心に急激に広がっている。多くのチャットサービスが無料であること、年齢に制限なく簡単に登録・参加できることは魅力である。ほぼリアルタイムでのコミュニケーションが可能なため、メールでは味わえない期待感や緊迫感がある。しかし、このチャットには、メールにはない危険が凄んでいる。リアルタイムの会話に類似している思われがちだが、あくまで短い文字情報でのやり取りである。相手の表情も声も分からない中で、文字で会話と同等の相互理解を求めることは不可能である。換言すると、自分の意図が思い通り伝わらなかったり、誤解されることも多くなる。メールと異なり、考えて入力する十分な余裕がないため、入力の遅いユーザーは、レス(応答)のタイミングを失い、それだけでストレスを感じるかもしれない。慣れてくるほど独特の「チャット用語」が中心となり、これを使いこなせないと疎外感を感じてしまう場合もあるらしい。文章が短く文法上も乱れがちになる。丁寧語・尊敬語など使わないユーザーが多く、相手の入力した1行の文章がウインドウに現れた瞬間、期待が裏切られたときの落胆や怒りも大きくなる。「顔も姿も見えない人とうまくやっていけるのか」という漠然とした不安に襲われることもあるようだ。

現在の文字チャットは完成した技術とは言いがたく、ボイスチャットなど将来の技術革新により、より安全で確実なコミュニケーションツールに発展していくことを希望する。とりあえず、犯罪を助長させないために、最低限次のことを守ってほしい。

  1. それぞれのチャットには利用上の注意事項を理解し遵守する。
  2. 誹謗・中傷・差別・偏見・悪口・いやみの類はいかなる理由があろうとも禁止である。
  3. ビギナーには慎重に、思いやりをもって対応する。
  4. 知らないチャットに深入りしない。
  5. 「荒し」や「フレーミング」を行う相手は無視し近づかない。気にいらない相手でもフレーミングをしない。
  6. 自分自身に抑えが効かなくなったら、第三者に相談する。

「荒し」は、過激な発言や侮辱的・挑発的な発言をして、正常な意見交換ができない状況を作る人である。
「フレイム」は、火をつける、煽る(あおる)、という意味で、チャット、BBS、メールなどネット上のやり取りの中で、感情的な表現を使って挑発したり、争いに発展させたりすることである。このような、お互いが意地になって言い合いする行動を「フレーミング」と呼ぶ。ちょっとした皮肉のつもりが予想外に重く受け取られる、不特定多数に向けられた一般的な内容を個人攻撃として受け取る、などの誤解や思い込みから、怒りの感情が急に高まったりする。(ストレス発散や喧嘩を売るのが狙いで意図的に仕組まれることもある。)

このような感情的・挑発的な表現が含まれる書き込みを受信した場合は、まず放っておきなさい。また、自分が感情表現を使っていると気づいたら、レスをせず、しばらく頭を冷やして考えてみてください。どうしても即答したいなら、感情表現の部分を「flame on 〜 flame off」で囲んでみてください。(これは感情が高ぶっている際の発言だということを知らせるネチケット用語である。)

 flame on チャットでこんな議論をするのはちょと恥ずかしいよね。子供みたいだと思わない? flame off

自ら感情的な部分を指摘できる冷静さがあれば、このような文章は送らないだろうし、逆に激情的になっていれば「flame on 〜 flame off」で囲む余裕などないはずである。これは、自分の文章を点検する際に、感情的な表現があるかどうかチェックできる手法としておすすめする。

また、度を過ぎたチャットの継続は一種の中毒症状を生みだす。短いやり取りの中でも、妙に神経が過敏になり、悪意や敵意を誇張して感じたり、それが続いて鬱積していくと、「切れる」寸前の状態になることもある。若年層ほど自己抑制が効かなくなり、危険な状態になる傾向がある。さらに、犯罪者(小児性愛者等)や「なりすまし」も参加している可能性があることを意識しておく必要がある。事実、チャットをきっかけにそうした犯罪が世界的に増加している。

チャットは会話能力を補ってくれるツールではないので、会話が苦手な人や会話によるコミュニケーションスキルが不足している人は、チャットに参加しても満足は得られないだろう。会話で伝えられないことをチャットなら伝えられると考えるのは大きな間違いである。まず、人とのコミュニケーションから始めなさい。

●ホームページを持つ人々

インターネット上の無料サービスを利用して、誰でも簡単にWebサイトを構築することができるようになった。「ブログ」を利用すれば、瞬く間にWebサイトができあがってしまう。さまざまな目的のために、ホームページを開設する人々が増えているが、そこには楽しさだけでなく落とし穴もあることを忘れてはならない。

  1. 個人の趣味で制作したサイトが、いつのまにかサーチエンジンに登録され、意図しなかった人々が訪問してくる。
  2. 見て欲しくない人も訪問してくるし、掲示板等に書き込みをしていく。書き込みされた内容に憤慨することもある。
  3. コミュニケーションの苦手な人ほど、管理者として、書き込みやメールに対応していくことが苦痛となり、ストレスが溜まる。
  4. Web上の自分の世界が荒らされると、人格を否定された気持ちになり、報復したくなることもある。切れやすい人は危険。
  5. 管理人が資質に欠けると、不適切な対応をしてバッシングを受けるなど、第三者には目も当てられない荒れた状況になることがある。

特に若年層の管理するサイトほど、仲間や同世代の書き込みも多く、「荒し」や誹謗・中傷的な書き込みに対し、管理者として冷静に対応することができず、個人としてストレートに受けとめてしまう傾向がある。自己抑制力とコミュニケーションスキルの不足している人々は、感じたストレスの発散場所が見つからず、現実の世界で、誰かに報復することにより発散させようとする。ここから、エスカレートして思いもよらぬ犯罪にまで発展してしまうことがある。

ホームページを管理する人は、自分のサイトについての解説ページを必ず掲載し、サイトの目的、利用制限などを明確にしてください。そして、誹謗・中傷を伴う書き込みに対しては、年齢を問わず、管理者として大人の対応をしてください。決して、誹謗・中傷による報復を行ってはならない。報復は報復を呼び、サイトは荒らされ、結果的にストレスが増えるだけである。これができない人は、ホームページを持つべきではない。管理者としての自覚を持ち、マナーを守れ!

●メル友を求める人々

インターネットにメル友を募集する出会い系サイトが急増している。そうしたサイトで有益な出会いをした人々も多いだろう。だが、少なくとも、インターネットが普及する以前は、現在のように、現実の生活から離れ、顔も見えないインターネットの世界で友人や相談相手を見つけようとすることはできなかったし、そのような気持ちも無かった。文通仲間を持っていた人もいるだろうが、あくまで文通中心の関係であり、何人も募集したり、行動を共にするような存在ではなかった。

遠い昔は、今もそうであると願いたいが、同じクラス、チーム、ゼミナール、ボーイスカウト、幼なじみやせいぜいバイト仲間とコミュニケーションを続けるうちに、自然に親友や遊び仲間が育成されていった。おそらく熟年層の多くは、クラスメイトとは 10年経っても 50年経っても知り合った頃と同じ意識で付き合うことができる、という共通認識を持っておられると思う。(「永遠のダチ」とでも表現したらよいか...)

インターネットや携帯電話など、ITの発展がこうした価値観を少なからず変えてしまったようだ。なぜ、インターネットの出会い系サイトヘアクセスするのか。掲示板の書き込みを見ていると次のような利用目的が見えてくる。(反論があれば是非教えて欲しい。)

  1. 現実の生活空間の中に見つからない、信頼できる友達や恋人や相談相手を求めている。
  2. 友達はいるが、友達として物足りなさを感じており、不足する部分を補おうとしている。
  3. 友達ではなく、経験談や知識を求めている。(情報収集)
  4. 友達ではなく、ストレス解消の相手を求めている。
  5. 単なる悪ふざけ、イタズラ、勧誘、宣伝など。

若年層ほど、条件(年齢、地域、趣味など)を限定してメル友を募集する傾向が強い。換言すると、自分に都合のよい相手を募集して選別する、ということであり、条件にヒットすると相手がどのような人間かわからないにもかかわらず、妙な仲間意識が生まれてしまうようだ。

せっかく友達がいるのに、コミュニケーションスキルが不足しているために、十分な意志の疎通ができず、はけ口を「メル友」に求める場合も多いように感じる。面と向かって言えないことも相手の顔が見えないと伝達できてしまうこともある。ただし、どれだけ親身になって受けてくれるかは疑問である。相手も、そのような重荷を背負うためにネットに投稿しているわけではない。互いに自分の要求のみを主張すれば、こうした関係は長続きしない。毎度毎度ストレスのはけ口にされたらたまらない、と感じるはずである。

本当に「メル友」を募集する必要がありますか?もう一度考えてみてください。
 
●現実の中のインターネット

「メル友」も含め、現実の世界から逃避し、新しい出会いをインターネットに求める人々へ!
(特に、このページを見てくれそうもない若者世代へ!)

  1. あなたの周りをもう一度見直してください。友達や親身に相談にのってくれる人は本当にいませんか?アプローチするのが「ウザッタイ」と感じて自分から避けていませんか?
  2. あなたの周囲の人達を「この人はこういう人だ。」「この程度の人だ。」と決めつけないでください。これまで以上に深く会話をしてみてください。心を開いて話せば相手も心を開き、これまで見えなかった部分が見えてくるはずです。
  3. インターネットでの出会いに何を求めるのですか?インターネットの原則は「Give&Take」です。相手も同じものをあなたに期待しているかも知れません。それを与えることができますか?交際を断りたい時、相手を傷つけずに断る自信がありますか?

個人情報の漏洩が問題となっているネットの世界で、実際の性別も年齢もわからないのに、最もプライベートな心の内を打ち明けるというのは、大きなリスクを伴うことであり、こうした相手を探しているある種の悪質な犯罪者にとってはまさに格好の対象となる。現実の世界であるがゆえに、コンタクトする人々の中にはそのような悪意を持つ者が存在するということを自覚して欲しい。

[補足]:
*メル友募集の投稿について、最初に女性が男性にメールを送ることはほとんどない。まず、男性または女性が女性にメールを送る場合がほとんどである。よって、女性の対応次第でその後の運命が決定されるかもしれない。
*当サイトは「メル友」募集サイトヘのリンクを貼っており、そのようなサイトを否定するものではない。むしろ、大切な出会いの場として健全に成長して欲しいと考えている。


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