ウイルス情報
ウイルスが蔓延しています。企業中が感染したケースもあれば、連日悩まされている個人ユーザーもいます。残念ながらユーザーの多くは完全な対策を講じていません。とにかくもれなく対策を実施してください。このページでは典型的なウイルスの例を紹介しています。まず「こういうものなのか」をという認識を持っていただき、新種に対応してください。(このページは予告なく変更されます。)
問い合わせはこちらまで
IPA(情報処理事業振興協会)セキュリティセンター
コンピュータウイルス被害状況調査結果要約報告(2003年4月3日)
2002年ウイルス発見届出状況
|
最近のウィルスの傾向と対策
特に、件名をもっともらしく変えたり、実在する送信メールアドレスを使う「なりすまし」メールは、無知なユーザーを混乱させ感染を促進させる。間違えてプロバイダに直訴し罪の無いユーザーを憤慨させたり、送信メールアドレスに返信して、かえって感染を広げてしまう。自分のメールアドレスを悪用されたユーザーはたまったものではない。
複合型脅威による攻撃から自身を守るには、複数レイヤにおける侵入防止と応答メカニズムを含む包括的なセキュリティ対策が必要である。
|
|
2003年に猛威をふるったワームの詳細である。典型的なウイルスの例として紹介する。ウイルスに感染した場合は、マイクロソフト社や各ウイルスワクチン・メーカーから提供されている情報を参照して対策を講じてください。ここでは、Windows
XP ユーザー向けに、簡潔に整理してお伝えします。
○予防措置は?
|
以下、2003年に猛威を振るったウイルス「BADTRANS」の例を紹介する。今後はこのようなパターンが増加すると予測されるので、どのように対応策すればよいかポイントを把握して欲しい。
●まずウイルスを理解する
| A2KM | Access 2000ネイティブのAccessマクロウイルス。 |
| A97M | Access 97ネイティブのAccessマクロウイルス。 |
| AM | Access 95ネイティブのAccessマクロウイルス。 |
| AOL | America Online環境のみを標的とし、多くの場合、AOLのパスワード情報を盗み出すトロイの木馬。 |
| BAT | バッチファイルを使用する脅威。 |
| Backdoor | ハッカーがインターネットを通じてユーザのコンピュータに不正アクセスできるようにする攻撃。 |
| Bloodhound | Norton AntiVirusのヒューリスティック・スキャン技術により検出された新規または未知のウイルスに使用される名称。 |
| DDos | 分散型サービス拒否攻撃。ユーザのコンピュータを踏み台にして特定のWebサイトにフラッド攻撃を仕掛ける。 |
| DoS | サービス拒否攻撃。名称に接頭辞が付かないDOSウイルスとは異なる。 |
| HLLC | 高級言語で記述されたコンパニオンウイルス。通常、付加的なファイル(コンパニオン)を作成して感染を広げるDOSウイルスである。 |
| HLLO | 高級言語で記述された上書き型ウイルス。 通常は、感染先ファイルをウイルスコードで上書きするDOSウイルスである。 |
| HLLP | 高級言語で記述された寄生型ウイルス。 通常は、寄生先のファイルに自分自身を添付するDOSウイルスである。 |
| HLLW | 高級言語で記述されたワーム。(注意:この接頭辞はDOS形式の高級言語ワームに対してのみ使用される。ワームがWin32形式のファイルの場合、そのワームの名称には、W32.HLLWという接頭辞が付く。) |
| HTML | HTMLファイルを標的にするウイルスまたはワーム。 |
| IRC | IRCアプリケーションを標的にするウイルスまたはワーム。 |
| JS | JavaScriptプログラミング言語で記述されたウイルスまたはワーム。 |
| Java | JAVAプログラミング言語で記述されたウイルス。 |
| Linux | Linuxオペレーティングシステムを標的にするウイルス。 |
| O2KM | Office 2000 マクロウイルス。Office 2000の様々な形式のドキュメント間で増殖する可能性がある。 |
| O97M | Office 97 マクロウイルス。Office 97の様々な形式のドキュメント間で増殖する可能性がある。 |
| OM | Officeマクロウイルス。様々な形式のOfficeドキュメント間で増殖する可能性がある。 |
| PWSTEAL | パスワードを盗み出すトロイの木馬。 |
| Palm | Palm OS上で実行するように設計された脅威。 |
| Trojan/Troj | 厳密にはウイルスではなく、トロイの木馬です。 トロイの木馬は、便利なプログラムのように見せかけ、 実際には悪質なコードを実行するファイルです。 トロイの木馬は増殖活動を行わない。 |
| UNIX | UNIXベースのオペレーティングシステム上で実行する脅威。 |
| VBS | VBスクリプト(Visual Basic Script)プログラミング言語で記述されたウイルス。 |
| W2KM | Word 2000 マクロウイルス。Word 2000ネイティブで、Word 2000環境下でのみ感染する。 |
| W32 | 32ビット対応の全てのWindowsプラットフォームに感染するウイルス。 |
| W95 | Windows 95ウイルス。 Windows 95オペレーティングシステム環境下のファイルに感染する。Windows 95ウイルスは多くの場合、Windows 98環境でも動作する。 |
| W97M | Word97マクロウイルス。Word 97ネイティブで、Word 97環境下でのみ感染する。 |
| W98 | Windows 98 環境下のファイルに感染するウイルス。Windows 98環境下でのみ動作する。 |
| WM | Word 6.0/95(7.0)環境下で増殖するWordマクロウイルス。 Word97(8.0)環境下で増殖することもるが、Word 97ネイティブではない。 |
| WNT | Windows NT環境下で感染する32ビットWindowsウイルス。 |
| Win | Windows 3.xウイルス。Windows 3.xオペレーティングシステム環境でファイルに感染する。 |
| X2KM | Excel 2000ネイティブのExcelマクロウイルス。 |
| X97M | Excel 97ネイティブのExcelマクロウイルス。Excel 5.0やExcel 95環境下でも増殖する可能性がある。 |
| XF | Excel式ウイルス。新版のExcelドキュメント内部に古いExcel 4.0形式のシートを埋め込む。 |
| XM | Excel 5.0/95ネイティブのマクロウイルス。Excel 97にも増殖する可能性がある。 |
1.「Internet Explorer」を開き、メニューバーの「ヘルプ」をクリックする。
2.「バージョン情報」を開き確認する。
バージョン 5.0未満 => 危険
バージョン 5.0以上 更新バージョンSP2 => OK
バージョン 5.5以上 更新バージョンSP2 => OK
バージョン 6.0 => OK
バージョンが低かったりサービスパックがインストールされていない場合は、「Windows Update」で速やかにアップデートしてください。ダウンロードセンターからもダウンロード可能である。最初にセットアップファイルをダウンロードし、これを実行すると必要なファイル群が自動的にダウンロードされインストールされる。低速回線のユーザーは十分な時間をみておく必要がある。
さらに、今後の新種に対応するために、「Internet Explorer」のバージョン5.5(SP2)およびバージョン6.0の脆弱性を修正するプログラムもインストールしておいた方がよい。(こうした修正プログラムの提供は完了することはない。)
○メーラーの設定を変更する
「Outlook Express」の設定を次のように変更することにより、自動的にダウンロードされる事態を防止できる。
1.メニューバーの「ツール」の「オプション」を開く。
2.「読み取り」タブを開く
3.「プレビューウインドウで表示するメッセージを自動的にダウンロードする」のチェックを外して、「OK」をクリックする。
「ダウンロードしますか?」または「アクティブXを実行しますか」というメッセージが表示された場合、安易に「はい」をクリックするとダウンロードされてしまうので注意してください。
○ワクチンソフトのパターンファイルのアップデート
ウイルスを駆除して、安心している場合ではない。あなたのメールアドレスはすでに周知であり、亜流やさらに進化したウイルスが飛来する可能性は高い。事実、数日後にまた感染し、同じ間違いを起こしてしまったケースは多い。ユーザー側でできることは、ウィルスソフトのパターンファイルを最新の状態にアップデートし、特別な理由がない限り、プロテクトシールドを常に「オン」にしておくことである。また、期限切れのソフトや試用期間限定のソフトは、ほとんど意味がないので、必ずアップグレードしてください。
これからワクチンソフトを購入する場合は、次の機能が提供されているかどうか確認してください。
1.パターンファイルが自動更新される。(インターネットに接続時にバックエンドで自動更新してくれる。)
2.メール送信時にもウイルススキャンを行なう。(ウイルス添付メールを送信しない。)
3.すべてのアカウント、メールアドレスに対応できる。
○可能な限りファイル共有サービスを無効にする
他のユーザーとファイルを共有する必要がないパソコンについては、すべてのドライブの共有設定を無効にしておく。(マイコンピュータからドライブを指定して、その「プロパティ」から「共有」タブをクリックし、「共有しない」をチェックすれば無効にできる。)
○ファイル共有やログインのためのパスワードを適切に設定する
単純なパスワードを破ろうとするウイルス(ワーム)もあるので、ファイル共有サービスを使用する場合は、面倒でも8文字以上の英数字を組み合わせたパスワードを必ず設定する。ログイン等のパスワードも同様である。
○パーソナル・ファイアウォールなどで不要なアクセスを遮断する
市販のパーソナル・ファイアウォール機能を持つソフトウェアを、パソコンにインストールし常駐させる。TCP/UDPポートの狙われやすいポート(137、138、139、445など)は塞いでおく。
参照:「SOHO・家庭向けの情報セキュリティ対策マニュアル」(PDFファイル)
○その他の防御法
ISPの提供するサービス、NTT○○などの通信業者の提供するサービス(「フレッツ・セーフティ」等)も充実しつつある。メリットとコストパフォーマンスを検討して契約するかどうか決定しよう。