掲示板のマナー

このページは、掲示板へ投稿する上での注意事項をまとめてあります。ご一読ください。 (このページの内容は、予告なしに変更されます。) 問い合わせはこちらまで


高遠さんのHPにアクセス殺到、掲示板閉鎖 人質事件(朝日新聞 4/10/2004)

掲示板は、意見交換の場であり、有益な情報を公開する場である。心無い誹謗・中傷により掲示板が閉鎖されたために、人質に関する重要なコミュニケーションが不可能になり、そのために最悪の結果を招いたら、心無い投稿をした方々はどう責任をとるつもりなのですか? 自論を主張することと誹謗することは根本的に違う。 当事者が反省すべき点は多々あるにしても、面と向かって人質の家族に、「自業自得。リスクは承知の上で行ったんでしょ。」と言えますか? 当事者に面と向かって語れない内容ならインターネットにアップしないでください! これは、嫌がらせ電話と同じく、内容を記録し警察に届ければ悪質な犯罪行為として処罰される場合もあるのです。 これらの投稿は、悲しみと怒りを助長し、インターネットの健全な発展を妨げ、倫理観・道徳観に欠ける日本人の恥を世界にさらすだけである。


●まず掲示板の特性を理解する

インターネットの世界の人々の多くは、メールや掲示板を通じて、テキスト(文字)中心にコミュニケーションを行っている。ところが、相手の顔が見えないため、メールや投稿による発言のフォローや訂正が即時にできない。このため、真意が伝わらなかったり、誹謗中傷と誤解されたり、トラブルも多いのが現状である。

あなたの人格や人間性を、わずか数行の文章だけで、あなたの知らない数多くの第三者から判断されてしまう...これが掲示板の世界である。便利さの陰に、現在の掲示板の仕様では、こうしたトラブルを回避し難いことも理解しておかなければならない。事実、不正な内容の投稿や見るに耐えないやり取りが多発するため、掲示板を廃止する、というサイトも増えている。(一般常識に欠ける数名の投稿者が、一方的な投稿や返信を行うことにより、掲示板は大変汚らしいものになってしまい、他のユーザーの投稿意欲を失わせる原因にもなる。)

掲示板の管理人にとっては、削除しても削除しても書き込まれる、主旨に無関係な投稿や、延々と続く誹謗中傷まがいの発言には、「もう我慢できない!」と思うのが当然であろう。(全国の掲示板の管理人さん、ご苦労様。)当サイトでは、アダルトや勧誘を目的とする投稿が多いため、メンバー名とパスワードによるアクセスに切り替えているが、こうすると、利用率が極端に減少し、実質廃止に近い状況に陥る。やはり、利用に際しては、「不特定多数の人々に情報を発信する」という掲示板本来の自由度を尊重するべきであろう。

○掲示板の威力について

「不特定多数への情報発信」を目的とする掲示板が、特定者への貴重な情報提供ツールになる場合がある。この時、掲示板のもたらす効果は絶大である。阪神大震災が発生した直後、一般のメディアの報道は、どのチャンネルも、取材ヘリコプターの映像や取材班が入り込める領域の映像ばかりであり、それ以外の地域の詳細な情報は、危機管理に疎い政府側にもなかなか入らなかった。この時、「ニフティサーブ」(現在の「@Nifty」)の掲示板に震災専用BBSが開設された。直後から、TVではわからない各地の被害状況に関する情報が大量にアップされた。アクセスが急増し負荷が大きくなったためまもなく閉鎖されたと記憶しているが、ここから故郷の被害状況に関する貴重な情報を得たユーザーは数多いはずである。こうした情報は海外のサイトにもかなりアップされていた。当時の日本では、まだインターネット導入期であったため、情報をアップしたくても「術がない」と悔しがったユーザーも多かっただろう。

掲示板のもたらす利益や効果は、そこに集まるユーザーにより大きく異なる。投稿するユーザーの人間性により、人命を救う道具にも、人心を傷つける凶器にもなる。上手に使えば、政治を動かすムーブメントを興すこともできるかもしれない。人間性を大事にして(人が嫌がる内容はアップせず)、プラスの効果をもたらす情報を投稿して欲しい。

○掲示板の種類

目的別に分類すると、

1.情報交換用
2.意見交換用(討論用)
3.Q&A用(「教えてください」等)
4.管理人との交流用

などがある。機能的には、個人情報の表示/非表示、スレッド表示/日付順表示、画像付き、返信メール付き、その他のカスタマイズなど、多種多様である。匿名やハンドル名での投稿が多く、リアルな個人情報はできるだけアップしないというのが、一般的な考え方のようだ。なお、出会い系サイトなどに使用されている掲示板は、こうしたビジネス用に開発されたものが多く、本来の掲示板の機能とは異なるものもある。管理人の立場では、目的に応じて最も適切にカスタマイズされたものを提供すべきなのだが、ほとんどのWebサイトでは、無料掲示板やプロバイダの提供するものをそのまま使用しているようである。

○メールと間違えるな!

個人または特定のグループのコミュニケーションには、まずメールを使用してください。また、メールの内容を、そのまま掲示板に「コピー&ペースト」して投稿するのはやめてください。掲示板は不特定多数の人々が利用する。特定個人とのコミュニケーションを目的とするメールでのやり取りを掲示板に投稿すると、個人情報の漏洩につながるだけでなく、人間関係に亀裂を生じることになりかねない。

○「ローカルルール」について

掲示板の中には、そこでしか通用しない言葉、略語、暗黙のルールなどが存在する。これを「ローカルルール」と呼ぶ。過去のログをじっくり研究すると、全体の雰囲気、禁句、暗黙の了解事項などが分かってくる。その掲示板でしか通用しないローカルルールを、他の掲示板に適用することは避けよう。どうしても理解できない言葉や略語があるなら、その投稿に発言(返信)して質問することができる。

●投稿する前に

○まず注意書きを確認する

どの掲示板も、管理人が決めた利用目的があり、制限事項もある。これらを掲示したページをまず読んで理解してください。Q&A用の掲示板にビジネスの紹介や勧誘のコンテンツを書き込むことは、利用者や管理人にとっては、まさに迷惑以外の何者でもない。規約に同意できない者、規約を守らない者は、その掲示板に投稿してはならない。

注意書きは、あったり、なかったり、詳細で厳格な内容だったり、曖昧な書き方だったり、形式的なものであったりさまざまである。管理人は、最初は、できるだけ多くの人々に利用してもらおうと考え、個人を特定するような制限事項の掲示はできるだけ避ける。しかし、一度荒らされた経験を持つ管理人は、当然、厳しい内容に書き換えるだろう。利用者は、注意書きの内容からそれを汲み取って欲しい。後述するが、「ご自由にどうぞ」と書かれていても何を書き込んでもよいというものではないのである。

○書き込みできる内容・範囲を理解する

あなたが訪問する掲示板は、大方、次のような書き込みレベルのいずれかに属しているはずである。レベルに応じて書き込みの範囲/自由度が決まる。とにかく、範囲を逸脱した投稿は禁止である。

  1. 何でも許可:

    「何でもご自由にお書きください」等。
    ほとんどの掲示板は、最初はこうなのだ。しかしながら、どの管理人も、本当に何でも書き込める、落書き帳のような掲示板を設定したいわけはない。管理人側も利用者を信じ、タテマエを言っていることを理解して欲しい。この場合は、ネチケットを越えない範囲で、一般的な道徳観念/倫理観の許容範囲で、書き込んでください。分からない場合は、ネット上のマナー・サイトなどの書き込みサンプルを研究してみてください。

  2. 条件付:

    「XXは禁止!」、「ZZ以外はご遠慮ください!」等。
    「誹謗中傷」、「広告宣伝」、「アダルト」など、具体的な禁止事項が書かれていたら絶対禁止!特定分野のQ&Aなど、利用目的以外の書き込みを禁止する文言があれば、絶対禁止!「禁止」は、管理人が被害を被ったことがあるがゆえに使用すると考えてください。したがって、規約を守らない利用者は、「出入り禁止」など厳しく処罰される可能性がある。

  3. 制限事項厳守:

    「規約を守らない方の投稿は削除させていただきます」等。
    管理人がこうした「脅し」をかけている掲示板は、かなり荒らされた経験があり、管理人の脳の血管が切れそうな状態を示している。(削除された投稿がかなりある、ということ。)注意書きを隅々まで読み、理解し、注意事項を厳守して、落ち度のないように書き込んでください。

  4. 限定利用者のみ:

    「ユーザー名/パスワードを入力してください」、「はじめに登録(無料)を行ってください。」のパターン。
    投稿させたくない、限定利用者のみの世界を守りたい、特殊な目的の利用に徹したい、または、管理人が「もうこりごり」状態の掲示板であろう。あまり深くかかわらない方がよいかもしれない。かかわりたいなら、表に出ていない参加条件やローカルルールがあるはずなので、推測するなり、問い合わせるなどして確認してください。

○企業の掲示板に関して

企業の公式サイトの掲示板では、その企業や関連会社等の悪口は厳禁である。競合他社の悪口もダメ。特に、商品やサービスに関する悪口、従業員を誹謗中傷する投稿が、企業に不利益をもたらした場合、損害賠償を請求されるかもしれない。悪口はネットの世界では、あっという間に広まってしまう。「こんなことになろうとは...」と、後悔しても後の祭りである。投稿のログは保存されているので言い訳は効かない。十分に注意してください。
●実際に投稿してみる
○まず挨拶をする

メールでも同様であるが、初対面の人には、「初めまして。」、「XXXXと申します。」ぐらいの挨拶はして欲しい。今風のチャット語や一部のネットユーザーにしか通じない意味不明な言葉も使用しないように注意しよう。(「オハー」、「ンダバ」等。)お互いに理解している利用者だけの掲示板なら使用してもかまわないのでは?という考えもあるだろうが、管理人や飛び込みの訪問者には、決して印象はよくないはずである。

○顔文字・タメ語は使用しない

掲示板の多数の利用者の中には、顔文字が嫌いな利用者が必ずいるので、使用は避けたほうがよい。最近、タメ語(親しい友達同士で話すような口調のこと)を使用する利用者が増えているようだが、掲示板が不特定多数の利用者に閲覧されることを考慮すると、当然印象は良くないだろう。その投稿者は、悪い意味で有名になってしまうかもしれない。タメ語も原則「NO」である。

○呼び捨ては禁止!

何度も意見交換し合っている相手でも、呼び捨ては止めてください。第三者がその投稿を見たとき、あなたへの評価が下がることになりかねない。掲示板の他の投稿も観察し、その世界で何が標準なのかを理解して下さい。管理人の指示があれば、従ってください。「XXさん」を使用すれば、どの掲示板でも問題ないでしょう。「XXちゃん」、「XX君」は、親しきもの同士でのチャットなら許される場合もあるだろうが、長期間ログの残る掲示板では、失礼な印象を与えてしまう可能性があるので、これも使用しないように心がける。

○個人情報の入力は慎重に

個人情報は原則書き込んではいけない。他人の情報も同様である。電話番号は絶対に公開しないこと!
メールアドレス、年齢、地域、性別等の個人情報の入力を促す(あるいは必須の)掲示板もある。これらは、掲示板の仕様がそうなっているからそのまま使用している場合もあるが、個人情報の収集を目的の一つとしている場合もある。(無料登録制のサイトに多い。)広告メールを送付されるのがいやなら、メルアドを未公開にするとか、セカンド・メルアドを使用するとか、配慮しよう。ただし、ウソはいけない。特に、性別や年齢を偽り、いたずら目的で投稿するのは禁止!(度を過ぎるとネット犯罪の引き金になりかねない。)

○名前を上手に使い分ける

ネット上の掲示板では、ハンドルネームを許可している場合が多いため、ほとんどの利用者が実名以外のネームを使用しているようだ。ハンドルネームを掲示板ごとに複数使い分けている利用者も多い。複数持っている場合は、各サイトごとで統一し、後々混乱しないように管理してください。

自分の痕跡を残さないように(悪意を持って)ハンドルネームをその都度変えても、最近の掲示板の多くは、投稿者のパソコンのアドレス情報を取得できるようになっているため、識別できるようになっている。したがって、プロフィールを偽ったり、複数の利用者を演じて掲示板を荒らすのはやめてください。

○年齢に甘えるな!

ネットの世界は、年齢制限サイトへの入出以外は、年齢による差別はない。換言すると、守らなければならない規約やネチケットは、年齢に関係なく、誰もが遵守しなければならない。たとえば、子供だからといって、幼稚な言い回しや乱暴な言葉が許されるわけではない。敬語の使用が原則の掲示板なら、敬語を使用すべきであり、「敬語が分かりません。」というのは通じない。知らないなら投稿しないのが礼儀である。

また、年齢の高い見識者と思われる利用者の中には、その掲示板の雰囲気になじめない(適応能力の低い)人が意外に多いようである。「こういう発言はいかがなものでしょうか?」といった言い回しで、他人の投稿をそっくり否定してしまうのも困りものである。掲示板はひとつのコミュニティーであり、当然意見の違う人も住んでいるのである。その雰囲気になじんで楽しむのが原則。なじめないならかかわらない。かかわるなら、一緒に楽しむ努力をしてください。

○内容を整理する

必要な事を書き漏らすことはよくある。特に、問い合せに関しては、こちらは何者で、どういう理由で、誰に、何を頼むのか、いつ頃までか、できるだけ詳細に書き込んでください。分かりやすい投稿なら、返事も詳しく早いはずである。たとえば、「パソコンが動かないの、誰か教えて!」、「東京のおいしいお店知ってる?」といった類の投稿は、見るものに不快感を与える。これでは答えようがないですね。面倒がらずに、もっと具体的に、TPOを考えて、その内容や背景・理由がわかるように書き込んでください。見も知らぬ他人にお願いする際には、こうしたエチケットを守るのが当然である。

慣れないうちは、メモ帳等に書き込み、整理した上で、カット&ペーストするなどして掲示板に書き込んでください。(この方が通信料も安い。) なお、モバイル(携帯電話)ユーザーは、文字入力の手間から、どうしても説明が不足がちになる傾向がみられる。省略せずに丁寧に書き込むよう心がけよう。

○改行の取り扱いに注意!

掲示板によっては、入力域の右端で自動改行しない場合がある。この種の掲示板は、改行せずに長い文章をだらだらと書き込むと、右側に延々と続く1行文となり、大変見難くなる。特に、改行ナシ入力に慣れているモバイルユーザーは注意!

○原則禁止の投稿

次のような内容の投稿は、許可されていない限り、禁止と考えてください。

  1. 一行投稿

    貴重な情報が投稿されている中に、「大変勉強になりました...」といった、内容のない記事が投稿されるのは、情報をできるだけ見やすくしようと努力している管理人には大変迷惑なことである。また、まめに返事を返そうとしている管理人も困惑するだろう。目的が決まっている掲示板では、こうした一行投稿は避けよう。ただし、そのテーマがクローズした時、スレッドの最後に、「皆さん、ありがとうございました。」と書き込むのは許されるだろう。(一言書き込みたいなら、一行投稿専用/レス不要の掲示板へどうぞ!)
     
  2. 宣伝行為

    宣伝用の掲示板や許可されている掲示板以外で、注意書きに何も書いてない場合は、宣伝投稿は原則禁止と考えてください。削除されなくても嫌われるのは確実である。内容によっては、見逃してもらえることもあるようだが、その場合はサイトにお近づきになる努力が必要だと考えた方がよいだろう。自動書き込みプログラムで投稿したワンパターンの投稿や同一内容の複数回投稿は、特に嫌われると考えてください。

  3. 日記帳的継続投稿

    自分のダイアリのような投稿はやめよう。(「今日はXXへ行ってきました...」等)特に、管理人がレスを行っている掲示板では、迷惑そのものである。毎日毎日同じ投稿者に返事を返さねばならない管理人の苦痛を理解してください。

  4. 「好き」「嫌い」投稿

    他人の投稿に対し、「好き」「嫌い」の返信はやめよう。自分の好きなものを否定されて気分がいい人間はいない。人の嫌がることはやっちゃいけないのは当たり前である。当然、人、ひいきチーム、宗教、キャラクタ等への誹謗中傷は御法度である。掲示板によっては、特定キャラの信奉者ばかりが集っている場合がある。ここで「XXは嫌い」という書き込みは自殺行為である。この辺りの雰囲気がわからない人は投稿しない方が無難である。(ローカルルール重視。)

  5. 見られて不都合な投稿

    繰り返しになるが、掲示板は不特定多数の人々が訪問する。誰かに見られては困る、誰かに見せてはならない情報は何であれ投稿してはならない。これを守らない利用者は、人間性を疑われ、ハンドルネームは管理人のブラックリストに記録され、今後の投稿はできなくなる可能性大である。常識があるならわかるはずである。裏モノ、裏情報には特に注意しよう!

    また、パチンコやゲームの攻略法、公開前の映画のエンディングなどについての「バラシ」もやめた方がよい。その情報で商売をしている業者に知れれば、管理人に迷惑をかけるだけでなく、危険なトラブルに発展する可能性もある。どうしても公表したいなら、それが許される掲示板を探して投稿してください。(自分が管理人としてオープンすることも検討してください。)

  6. 「押しつけ」投稿

    自分本意の考えや秩序を押しつけてはならない。常に、管理人の権限が絶対であり、管理人に拒否されたら出て行ってください。それぞれのサイトで許容範囲は異なるので、どうしても過激な発言を望むなら、それが許されるサイトを探して投稿してください。検索すればそうした方々ばかり集るサイトも見つかるはずである。

○その他のやめて欲しい投稿(管理人の立場から)

相互リンクしませんか?
私は管理人のみかたです。尊敬してます!
困ってるんです!
掲示板を伝言板がわりに使う。
出会い系サイトのようにレスを求める。等

●フォローも大事

○管理人に叱られたら

素直に謝罪しましょう。申し開きすることがあれば、謝罪の後に丁寧文で書き込んでください。(タメ語はダメ!)「この程度のことで..」と思うことでも、管理人に不快感を与えたのは事実ですから、口答えは禁物である。管理人は万能ではないが、その世界では絶対である。秩序を維持するためには、時には厳しい返答もするし、鬼にもなる。管理人を経験してみないとその苦労はわからないかもしれないが。その管理人が気に入らないなら、他の掲示板を探すか、自分で掲示板を開設してください。

○投稿には最後まで責任を持つ

投稿して、それっきりではいけない。最後まで、責任を持ってフォローしよう。あなたの投稿にレスしてくれる人もいるかもしれない。質問しておいて、答えが山ほど書き込まれているのに、決着した連絡も、お礼もなしでは、人格を疑われること間違いなし。利用者は、そういうハンドルネームはよく記憶しているものである。

掲示板へ投稿した記事は、ログを残してクローズする方法と、記事そのものを削除する方法がある。いずれにしろ、掲示板の仕組みとコンテンツによって適切な方を選択してください。たとえば、「XXのご案内」なら、開催期日が過ぎれば残しておく意味がないので、削除した方がよいだろう。逆に、有益な情報や再利用可能な情報交換のやり取りの一部なら、残しておけば、後々役に立つかもしれない。

掲示板は、コミュニケーションの楽しさと貴重な情報を与えてくれるネットツールであり、管理人と善意の投稿者によって支えられている。興味本位の安易な投稿、情報不足の不完全な投稿、場にそぐわない筋違いの投稿などが増加すると、健全な利用者の利用意識を低下させ、結果的にコンテンツの質を落としてしまう。楽しく、有効に活用するため、上記のような最低限のルール&マナーは守って欲しい。

●掲示板管理人の心得

「表現の自由」が保証されている日本で、ネット掲示板は、社会の「悪」を告発する道具になり得る。たとえば、「公共の利害にかかわる事実」であれば、告発行為は許されるかもしれない。(ただし、その事実を掲示板上で証明することは難しい。) こうした情報をもとに犯罪を未然に防いだり、「悪」を法の下にさらし社会の健全化に貢献することもあるだろう。しかし、誹謗中傷(まがい)の書き込みにより、他人の名誉を著しく傷つけたり人権を侵害した場合、投稿者はもちろん、掲示板管理者も、法的な処罰の対象になる。たとえば、「XX店のラーメンは、油っこくておいしくないと思う。」という発言と「XX店の渡部店長はラーメンを作るのがへただ。」という発言は、法的な意味がまったく異なってくる。

掲示板管理者は、こうした誹謗中傷に相当する(名誉毀損にあたる)内容の投稿は全て削除しなければならない。これを怠ると、被害者からの訴訟や苦情など、面倒なトラブルに巻き込まれる危険性がある。しかしながら、多数書き込まれる掲示板の管理者は、各々の発言について、告発なのか誹謗中傷なのか判断することは簡単ではないだろう。管理者も人間であり、価値基準や判断基準は、皆異なるかもしれない。

一般的な掲示板の管理者は、次のように対処されることを検討していただきたい。(これは私見です。)

  1. 「この発言は誹謗中傷にあたる」と判断したら

    個々人の判断基準は異なっても、誹謗中傷された被害者の立場に立って考えてください。誰かが精神的苦痛を受けたり損害を被ると思われる場合は、その発言を迷わず削除すべきである。

  2. 「この発言は告発である」と判断したら

    より多くの人に真実を知ってほしいという投稿者の意図を尊重したいところだが、この発言が後々重大な結果をもたらす可能性も考慮すべきである。たとえば、間違いだったら?いたずらだったら? 掲示板は、匿名性を許可するがゆえに、時に集団ヒステリー状態を招くことがある。告発された人は、誰から告発され、誰から罵声を浴びせられているのかわからず、逆に精神的な苦痛を受け、対応に苦慮しているかもしれない。まず、掲示板管理者は、発言が掲示板の本来の目的から逸脱している場合は、本来のステージで(法的な窓口へ)発言するよう指導するべきである。発言を削除するか否かは管理者の判断に委ねるが、「公共の利害にかかわる事実」であっても名誉毀損罪の適用を受ける可能性もあるのである。

参考:誹謗中傷に関する法律
プロバイダー責任法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)
刑法: 脅迫罪(刑法222条)、名誉毀損罪」(刑法230条)、「侮辱罪」(刑法 231条)、偽計業務妨害罪(刑法233条)、信用毀損罪(刑法233条)
民法: 名誉毀損による不法行為(民法709条)、不作為による責任(民法719条)


[補足]:
*ある掲示板で、掲示板のあり方や投稿内容に対する激論が露骨に展開された。結局、最後は誹謗中傷まがいのやり取りに発展し、この間の他の利用者の投稿は、実質、反故にされてしまった。残ったのは、当事者への印象の悪さ(怒り)と後味の悪さ...同様の理由で閉鎖された掲示板もある。当サイトでは、掲示板の運営を厳格化するのではなく、インターネットの健全な発展と利用者の意識向上のために、このページを掲載している。